SUPERGIRL
1984/U.K./126min監督:Jeannot Szwarc
出演:Helen Slater , Faye Dunaway , Peter O'Toole , Brenda Vaccaro , Peter Cook , Mia Farrow , Simon Ward , Marc McClure , Hart Bochner , Maureen Teefy , Matt Frewer
地球にやって来たカーラは、クラーク・ケントのいとこリンダ・リーを名乗りミッドヴェイル女学院に通学。強力なパワーを持つオーブを手に入れた魔女セレナとの死闘を演じる一方で、地球でのファースト・キスを体験する…。
(商品ページより転載)
- “スーパーマンの従妹”という設定のファンタジー色が強いSF・アクション。
- 『スーパーマン』に便乗したオリジナル作品と思われがちだが、実は1959年には既に発表されている歴としたDCコミック・ヒロイン。もっとも、本作の場合は「もしスーパーマンが女性だったら」というスピン・オフまたはパロディ作品的な見方が正しいのかも。
- 正直に言えば、罰ゲームのような衣装を纏って活躍するスーパーガールを演じるヘレン・スレイターの可憐さがあってこそ。
- お話としては地球の危機から一人の男性の取り合いにシフトしまういい加減なものながら、まだCGIだけに頼らず技術とアイディアによって構成していた頃の生々しくも見応えのある特撮や、脇を固める『俺たちに明日はない』のフェイ・ダナウェイ、『アラビアのロレンス 』のピーター・オトゥールなど豪華な共演者によるコミカルな掛け合いなどが見どころ。
- 単純明快で勧善懲悪に徹している娯楽作品として楽しめる。また、オープニングでの凝ったスタッフ・ロールとジェリー・ゴールドスミスのスコアも隠れた見どころ。
- TV放映時に主人公の吹き替えを担当した石川秀美の演技力が物議を醸し出している、というのが気になる…。
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