増蝕細胞ヒミコ GENOM-H

GENOM-H
2013/Japan/65min
監督:高橋明大
出演:細江祐子 , 礒部泰宏 , 上村聡 , 村田一朗 , 足立智充 , 栗林里莉

とある山林で黒い液体に覆われた男が発見される。その男、工藤は数週間前から行方不明になっていた医療系企業の研究員であると思われた。警察の取り調べに工藤は告白する。再生医療を研究している工藤は、ガンに冒された恋人の卑弥子を救うために、同僚の天才研究者の螺子(ねじ)と3人で山中の保養所にこもり、人類にとって新たなる細胞の研究開発を行なっていた。しかし、卑弥子を救うはずのその細胞は、卑弥子の身体を乗っ取り、恐るべき暴走を始めたというのだ。そして、その背後には工藤と卑弥子、螺子の錯綜する恋愛感情があった…。
商品ページより転載)

  • バイオ・エロティック・ホラー。
  • 『封印映像』シリーズの田中さんとして極一部で有名な細江祐子の濡れ場もこなす体当たり演技(?)が最大の見所。
  • 売りの一つなのかもしれないけど、数か所あるエロス・シーンは無くても何の問題もない。もっとも、薄いシナリオなので尺稼ぎの意味と一応のセールス・ポイントとしては必要なんだろう。
  • やりたい事は何となく理解できるけど、“黒い液体”“ひとつになる”といったキーワードは過去のホラー系作品でも度々見られるもので新鮮味はなく、静かに忍び寄る怖さというより単に抑揚が無くて退屈気味に感じてしまう演出の弱さにはかなり難がある。
  • ラスト・シークエンスでは、これから世界的に感染が拡がっていくであろう描写となっている。あんな場所であんなに時間を掛けていて、随分効率悪そうだなとは思う。

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