ABRAHAM LINCOLN: VAMPIRE HUNTER
監督：Timur Bekmambetov
出演：Benjamin Walker , Dominic Cooper , Anthony Mackie , Mary Elizabeth Winstead , Rufus Sewell , Marton Csokas , Jimmi Simpson , Joseph Mawle , Robin McLeavy , Erin Wasson , John Rothman , Cameron M. Brown
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幼い頃に母親を失ったリンカーンは、母を殺した犯人がこの国に潜む闇の勢力(ヴァンパイア)だと知る。復讐を誓った彼は、使い慣れた斧を手に、厳しい修行を積み重ねヴァンパイア・ハンターになる。昼間は雑貨店で働き、夜は狩りをする二重生活を過ごす。壮絶な戦いが続く中、運命の女性メアリーと出会い結婚することにする。しかし、彼の努力も虚しく、ヴァンパイアたちは勢力を強めるばかり……。さらに、政治家が奴隷をヴァンパイアの食料として売買しているという衝撃の事実を知るのだった。自分一人の力では太刀打ちできないと考えたリンカーンは、ヴァンパイアたちに対抗するため、奴隷解放を掲げ第16代大統領となり、人民たちを味方につけ、ヴァンパイアたちに戦いを挑むことを誓うのだが……。
（商品ページ）
- 『ウォンテッド』などのティムール・ベクマンベトフ監督によるアクション・ホラー。
- “第16代アメリカ合衆国大統領はヴァンパイア・ハンターだった”という、もしかして名誉毀損ものじゃないかと思うほど荒唐無稽なものだけど、内容自体は要所に史実や逸話を巧く取り入れているおかげで意外と真面目な雰囲気が漂っている。
- そうは言っても、やってることはアサイラムで作ったパチもんの『リンカーンvsゾンビ』と大して変わらない。もちろん、本作のバジェットの方が多いのは明らかだし、話も厚みがあるし、何より途中の中弛みも少ないけど、でもヴァンパイア・ハンターだったって…。
- ヴァンパイア・ハントのシーンは斧を振り回すアクションが派手で見栄えが良い。狩られるヴァンパイアは首が飛んだり頭を撃ち抜かれたりと意外とグロ描写満載。
- ヴァンパイアの描写が正統なものとは随分と違う。鏡に映らない事だけは残っているものの、日焼け止めクリームさえ塗れば陽光の下でも平気っぽいし、ニンニクや十字架が苦手という描写もない。
- メアリー・エリザベス・ウィンステッドの老け顔メイクにそれほど違和感を感じないのは何故だ。
- アクション・シーンでのスローモーションの多用はちょっと邪魔臭い。
- 何だかんだ言ってもテンポ良い進行と派手な映像の連続という娯楽大作の王道を行く作りなので単純に観ていて楽しい作品ではある。
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