THE MILLENNIUM BUG
監督：Kenneth Cran
出演：Jessica Simons , Jon Briddell , John Charles Meyer , Adam Brooks , Christine Haeberman , Trek Loneman , Ginger Pullman , Ben Seton , Sandi Steinberg , Dustin Yoder , Ian Pfister , Ken MacFarlane , Benjamin Watts
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世界がＹ２Ｋ問題に揺れる、１９９９年１２月３１日。山奥のキャンプ地に避難してきたハスキン一家。森の廃墟を根城に旅行者を襲う、狂気の殺人者集団。怪物伝説を調査に来た、変わり者の動物学者。彼らが遭遇したのは、突如地中から出現した巨大怪獣“ミレニアム・バグ”だった!怪物の卵は１０００年眠り続け、世紀の変わる瞬間に羽化、夜明けには再び地中に帰ってゆく。巨大な牙と触手に捕えられ、次々と餌食にされてゆく人々。地獄の森から、脱出する方法はあるのか?恐怖の一夜を、生き残るのは誰だ!?
（商品ページより転載）
- 監督・製作・脚本：ケネス・クランによるモンスター・ホラー。
- 『悪魔のいけにえ』もしくは『クライモリ』あたりの狂人一家ものと"KAIJYU"ものを（無理矢理気味に）融合させたB級ホラー好きにはとてもお得な作品。
- コンピュータのY2K（＝2000年問題・ミレニアム・バグ、騒いでた馬鹿いたなぁ）を恐れた家族が非難した先は狂人一家が棲む森だった。でもその森には1000年に１度目覚めるミレニアム・バグと呼ばれる巨大怪獣も棲んでいた、というまるっきり冗談の様なお話。
- 気持ち悪くて痛さが伝わるスプラッタ・シーンやグロ表現を全編に渉って堪能できる。
- 狂人一家のクロフォード一族の下衆で非道な振る舞いによる嫌悪感の持たせ方が上手い。
- 襲われるハスキン一家、襲うクロフォード一家だけでも充分濃いのに、あえてミレニアム・バグに異常な執着を見せるヤバめな学者先生を登場させることでより物語を分かりやすくする用意周到さには感服する他ない。
- 実は本作ではCGIを使っていない。今時着ぐるみの怪獣でミニチュア・セットを闊歩させてしまうこの監督、かなりの気骨の持ち主と見た。合成シーンの安っぽささえ味となっている。
- 続編を匂わせるお約束的演出となっていたけどどうなるんだろうか。
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