EL BOSQUE NEGRO / A MATA NEGRA
監督：Rodrigo Aragao
出演：Carol Aragao , Jackson Antunes , Francisco Gaspar , Markus Konka , Elbert Merlin
幼少期にとある事情で山奥に住む老人のもとに引き取られた少女クララ。美しく成長した彼女はある日、森の奥深くで瀕死の男に出くわす。「今夜地獄へ落ちる自分を救ってほしい」という男に古びた本を手渡された彼女は一旦は断るも、代わりに男の持つ黄金をすべて渡すと言われ承諾、彼の亡骸を埋め古書に書かれた呪文を唱え始める。すると森には恐ろしい現象が起きる。その古書は、封印された黒魔術の書だった。黄金を得た彼女は恋人と旅に出ようとするが、強盗に襲われ恋人は死亡。黒魔術の力に魅了され始めていたクララは、処女の血を差し出せばなんでも望みを叶えてくれる悪魔を呼び出す禁断の術を使おうと幼女を襲うも失敗、悪魔の化身と疑われ、村を訪れていた宣教師に扇動された村人たちから追われる身となる…。
（商品ページより転載）
- ブラジルのスプラッタ・ホラー。
- 『デス・マングローヴ ゾンビ沼』『吸血怪獣チュパカブラ』『シー・オブ・ザ・デッド』を手掛けたロドリゴ･アラガォン監督作品。知っている人ならどんなトーンの作品か予想出来るはず。
- 前半から中盤までは冗長で退屈気味なのは否めないけど、開始１時間ほどから始まる黒魔術が炸裂する禍々しい後半からが本番。訳はわからないけど、ラスト10分の怒涛の展開は画面から目が離せなくなる。
- 悪魔のデザインは思いの他格好良いのが何だか悔しい。
- チープなグロ描写が作品性に合っていて気持ち悪さに拍車をかけている。完全にわかってやっていると思う。
- ネタバレすると絶望オチなので後味が悪い。ただ、そこから希望を見出せる形で締められているのは続編を狙っての事なんだろうか。
- 観終わってみると、思い出補正なのか『デス・マングローヴ ゾンビ沼』の方が勢いや変な熱量があった気がしないでもない。
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