TERRIFIER 2
監督：Damien Leone
出演：Lauren LaVera , Elliott Fullam , Sarah Voigt , Kailey Hyman , Casey Hartnett , Jenna Kanell , Griffin Santopietro , David Howard Thornton
公式サイト 公式サイト
・全米が吐いた!?
概略：人々に忌まわしい記憶を植え付けたマイルズ・カウンティーの惨劇から1年後のハロウィン。ピエロの恰好をした連続殺人鬼、アート・ザ・クラウンは死体安置所で息を吹き返しその残虐性と冷酷さを増して町へと繰り出した。標的となったのは、父親を亡くした姉シエナと弟ジョナサン。クラウンが通った後に残るのは想像を絶する絶望と、惨劇の記憶だけ。一人、また一人と増えていく犠牲者。ハロウィンの喧騒をよそに迫りくるクラウンの魔の手から、姉弟は逃れることができるのだろうか……。
（公式サイトより転載）
- 不気味な無差別殺戮ピエロを描いたバイオレンス・ホラー２作目。
- 監督・脚本は前作に続いてデイミアン・レオーネ。
- 相変わらずストーリーはあって無いようなもの。138分という時間はこの手のホラーにしては長め。ドラマ・パートでここは無くてもいいのでは…と思ってしまうシーンがちらほらとあるような…。
- 今作もまた猟奇的で残虐性の高い描写のオンパレードながら、前作の“逆さ吊り真っ二つ”に匹敵するほどの見せ場が見当たらなかったのが残念。漂白剤を使った拷問シーンがそれに当たるかもしれないけど、そこに至るまでにゴア描写がインフレしているおかげで衝撃度は今一つ。“全米が吐いた!?”という煽り文句や失神・嘔吐する人が続出したという口コミは流石に少し言い過ぎな気はするけど、耐性低いと要注意なのは確か。
- お化けとかに仮装した子供達が近所の家を訪ねて「Trick or Treat」って脅してお菓子を貰う…これが本当のハロウィンだよ…何でもありなコスプレして繁華街に集まって騒ぐ事じゃないんだよ…なんて小言爺になってたら、本作の若者もクラブかなんかで適当なコスプレしてのパーリナイだったので…もう好きにしたらいい。シエナに至ってはいにしえのオタクさん歓喜のビキニ・アーマーだし。
- シエナとジョナサンの姉弟だけはとどめを刺されたり致命傷後の解体まで行なわれることがないのは不自然…などと言っては野暮。だって主人公だから。まぁ次作にも出てくるんだろうなぁ、と。
- アート・ザ・クラウンのどんな不条理な行動でも人知を超えた存在だと思えば全て受け入れることができるけど、対するシエナ側にもファンタジー要素（格好を含め）を持たせたことで、もはや何でもありとなってしまった。せっかくなのでそれはそれで突き詰めて欲しいところ。
- この後は2024年公開予定の３作目へと続く模様。どうせ何でもありにしちゃったのならこれもありでしょ、と言わんばかりのポストクレジット・シーンを引き継ぐと思われる。シエナの父親が何故予言めいた事が出来たかのかについては明かしてくれるんだろうか。
コメント