MUTANT CHRONICLES
2008/USA/111min監督:Simon Hunter
出演:Thomas Jane , Ron Perlman , Devon Aoki , Benno Fu"rmann , Sean Pertwee , John Malkovich , Anna Walton , Tom Wu
公式サイト 公式サイト
2707年地球。人類の存亡を懸けた、最凶ミュータントとの壮絶なる最終戦争勃発!すべての運命は、年代記“クロニクル”に予言されていた・・・時は2707年、世界は西欧・アメリカ『キャピタル』、東欧の『バウハウス』、アジアの『ミシマ』、オセアニアの『インペリアル』という4つの巨大企業体によって支配されていた。それら企業体は、地球に残された天然資源を巡り、世界各地で壮絶な戦いを繰り広げていた。
(商品ページより一部抜粋転載)
- トーマス・ジェーン、ロン・パールマン、デヴォン青木、ジョン・マルコヴィッチら結構なメンツが出演しているSFアクション。TRPG『Mutant Chronicles』が原作とのこと。
- 日本では劇場公開、DVD発売、CS/PPV、ネット配信(Video On Demand)をほぼ同時に行うという、“史上初のオールメディア公開”を展開したが、ほとんど話題にならなかった。「無茶しやがって…」と思う。
- スチーム・パンクものと言えるが、今から700年後のテクノロジーで蒸気機関の飛行艇というのはいかがなものか。それほどの未来ならもっと効率が良い新エネルギーぐらいありそう…というか逆に蒸気機関など残って無さそうだが、まぁそこはそれ、そういうもんなんだろう。
- 全編に渡って極端な程のロー・トーンで統一された色調の中、戦闘シーンでの真っ赤な血飛沫が映える。
- 作品テンポが少し遅めなので途中で中弛み気味になるが、戦闘シーンを始めとしたアクション・シーンに入ると大掛かりなガジェットや見せ場が多く、見応えが出てくる。
- グロテスクなシーンが割と多めだが、一部でCGIの仕上げが粗い個所がある。
- セヴェリアン役アンナ・ウォルトンの剣捌きが格好良い。
- ヴァレリー・デュバル役デヴォン青木は貫禄のようなものが出てきた気がする。相変わらず良い。
- 結局のところ、爽快なアクションや重厚なストーリーより、独特の世界観と雰囲気を味わう一作なんだろう。
- ところで700年後でもタバコとZIPPOライターは存在しているんだろうか。
コメント