A NIGHTMARE ON ELM STREET
2010/USA/95min監督:Samuel Bayer
出演:Jackie Earle Haley , Kyle Gallner , Rooney Mara , Katie Cassidy , Thomas Dekker , Kellan Lutz , Clancy Brown , Connie Britton , Lia D. Mortensen , Julianna Damm
公式サイト 公式サイト
エルム街に住むナンシー、クリス、クエンティン、ジェシー、そしてディーンは皆、夜になると、同じ夢にうなされる。彼らが見るのは、赤と緑のストライプのボロボロのセーター、焼けただれた顔を半分隠しているよれよれのフェドーラ帽、指の部分が鉄の爪のような刃になっている園芸用グローブを身につけた同じ男だ。そして聞こえてくるのは同じ恐ろしい声……。
その男は、彼らの夢の歪んだ世界の中で一人ひとりを脅していく。そこで通用するのはその男のルールだけ、そこから逃れるには夢から覚めるしかない。
(商品ページより一部抜粋して転載)
- 1984年に公開された『エルム街の悪夢』をマイケル・ベイ製作でリメイクした作品。
- フレディ役は『ウォッチメン』でロールシャッハを演じたジャッキー・アール・ヘイリー。ロバート・イングラント以外のフレディなど想像できなかったが、別物と割り切れば造詣の違いもある事からそれとなく受け入れられる。
- “フレディ”を、より悪党で嫌悪感を催させるキャラクタに再構築し、オリジナル・シリーズの1~2作目あたりのダークな雰囲気で纏めてある。
- マイケル・ベイの一連の名作ホラー掘り返しシリーズ同様、オリジナルの印象的なシーンやシチュエーションを再現してオリジナルのファンを喜ばせながらも、しっかりと現在の感覚で作られている。対抗策としてオリジナルではコーヒーに頼っていたが、本作ではアドレナリンの注射を使用するあたりが面白い。
- CGIに頼り気味なのもシリーズ同様で、映像的には派手で鮮やかになっているが、ホラー映画としての空気感はオリジナルの方が優れている、と思うのはロートル・ホラー・ファンだから、というだけではない…はず。
- “口からムカデ”が無かったのは残念。
- ヒロインのナンシー役ルーニー・マーラは全く悪くないが、オリジナルのヘザー・ランゲンカンプの方が好み。1作目のティナにあたるクリス役ケイティ・キャシディは今後ちょっと注目したい。
- リメイク作品としては充分に及第点な出来ではあるが、そもそもリメイクする必要があったのか、と言ってしまうと元も子も無い。
コメント