監督：Jean-Paul Ouellette
出演：Charles Klausmeyer , Mark Kinsey Stephenson , Alexandra Durrell , Laura Albert , Eben Ham , Blane Wheatley , Mark Parra , Delbert Spain , Colin Cox ,
マサチューセッツ州、アーガム。この田舎町には、恐怖の伝説が語り継がれていた。朽ち果てた姿の”悪魔館”と呼ばれる無人家屋には、100年前に主人が変死して以来、その屋根裏部屋に”魔獣”が住み着いていると言う伝承である…50年前にも、悪戯好きの少年がその屋根裏部屋で無残な姿となって発見されたことで、ますます村人たちはかたくなに、その館を忌み嫌っていた…。
現代の大学生カーターは、村一番のホラーマニア。リアリストの友人ジョエルは、”魔獣伝説”に夢中になるカーターを論破しようと単身”悪魔館”に乗り込んでいく。ちょうどその頃無謀な若者たちが、その呪われた屋根裏部屋でパーティを開こうとしていた。突然、惨劇は幕開け、一人また一人と惨殺されていく。遂に”魔獣伝説”の秘密を解明したカーターは、ジョエルを救出しようと悪魔館に急いだ。果たして彼が死の屋根裏部屋で見たものは…。
（パッケージ解説より転載）
- H・P・ラブクラフト原作『名状しがたき者』を、監督・脚本・製作：ジャン＝ポール・ウーレットで映画化。
- 今更だが、この邦題は酷い。“ヘルダミアン”って…。“悪霊少女”とあるのは、決して間違いではない事は認める。
- フサフサで柔らかそうな毛が生えた足を始めとする変に綺麗な仕上げの造形と演出力の物足りなさで、怪物に迫力が感じられないのは残念。しかも実は意外と弱い。
- あぁ、やっぱりそっちのお姉さんがご退場なさるのか…。
- 主役のはずのランドルフ・カーターが驚くほど活躍しない。ただただ本（＝魔道書ネクロノミコン）を読んで、少し呪文を試しているだけ。斬新ではある。
- 実際のところ、ホラーとしての怖さは無いに等しいものの、ホラー好きが微笑む程度の気の配り方は感じられる。
- 何か騙されたような、気の抜けたクライマックスとオチで終るが、この後同監督による『ダークビヨンド／死霊大戦』へと続く。ちなみに『ヘルダミアン２／甦る魔獣伝説』という作品があるが、本作との繋がりはない。更に『ヘルダミアン３』というのもあるが、やっぱり関係性はない。
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