SURVIVING EVIL
2009/UK , South Africa/90min監督:Terence Daw
出演:Billy Zane , Natalie Mendoza , Christina Cole , Joel Torre , Colin Moss , Louise Barnes
ジャングルでのサバイバル特番を撮影するため、イギリスのTVクルーはフィリピンの無人島を訪れる。番組のプレゼンターでもあり、サバイバル上級者でもあるセブ率いるTVクルーに、現地ガイドのチルとジョーイを加えた一行は、早速撮影を開始。6日間の日程で、無人島に滞在、撮影を敢行する予定だった・・・。しかし島に到着するやいなや、感じる違和感。ジャングルに響きわたるのは人間の泣き声とも叫び声とも聞き紛う鳴き声、そしてどこからか感じる視線・・・。そして、遂にその正体が明らかになったとき、彼らの冒険は想像を絶する恐怖へと一変してしまう。
(商品ページより転載)
- フィリピンの無人島に潜むクリーチャーとの死闘を描いたサバイバル・ホラー。
- 監督・脚本:テレンス・ドウ、出演:ビリー・ゼイン、クリスティーナ・コール、ナタリー・メンドーサ他。
- ビリー・ゼインが全面にフィーチャーされた、いかにもB級感漂うジャケ写に釣られてみた。
- 本作で登場するクリーチャーは、醜悪で凶暴なアスワングと呼ばれる半獣半人のUMA。女吸血鬼伝説としてフィリピンの土着伝承に語られる存在とのこと。後半にならないと全体を見せてくれない。
- 一波乱ありそうで結局大したことが起きないドラマ・パートを1時間ほど経てから漸くクリーチャー・パニック・ホラーとしての物語が動き出す。正直なところ、ここまで早送りで観ても特に問題は無いような気がする。
- UMAへの対処の件と旧日本軍が残した財宝を狙うおっさんの件の後付け的な同時進行が程良いB級感を醸し出している。
- 妙に粘り気のありそうな血糊が多用されるグロ描写が随所で見られるのは良かった。
- ビリー・ゼイン演じるセブはキャラクタ性が纏まりきれていない感じがする、と思ってたらクライマックス前に退場した。え?主人公格じゃないのかよ。
- 一件落着かと思っていたら…というラスト・シークエンスはお約束的ではあるけど、なかなかの後味の悪さがある。ただ、情報量が少ないので少しわかり辛いかも。
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