I WALKED WITH A ZOMBIE
1943/United States/69min
監督:Jacques Tourneur
出演:Tom Conway , Frances Dee , James Ellison , Edith Barrett , Christine Gordon , Theresa Harris , James Bell
・生ける屍が集う狂気の世界 身の毛もよだつ恐怖映画
看護師のベッツィは、富豪の妻ジェシカを介護するためにハイチの豪邸に招かれた。ブードゥー教の呪いをかけられた夫人は、生きた屍となっていて、ベッツィは次第に夫のポールに思いを寄せるようになる……。
(作品解説文より転載)
- ホラー映画パーフェクトコレクション『ゾンビの世界』2本目。このコレクションは1本目の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』以外は1930,40年代の作品ばかりなので当然ヴードゥー・ゾンビばかりとなる。
- 監督は『キャット・ピープル』などのジャック・ターナー。出演はトム・コンウェイ、フランシス・ディー、ジェームズ・エリソン、エディス・バレット、クリスティン・ゴードン、テレサ・ハリス、ジェームズ・ベル他。
- 門番として使役されているカルフールと言う名のゾンビは目玉が飛び出ているかなりパンチの効いたビジュアルとなっている。今見ると、モノクロ映画という事もあって『人喰い魔神・裸女狩り』の目玉飛び出し全裸魔人(…変態?)ほどのインパクトは無いとはいえ、公開当時なら充分衝撃的だったに違いない。
- 思いの他ブードゥーの呪いが全面に亘ってフィーチャーされているのが何気に新鮮。
- 作中に弾き語りで歌われる下衆な歌詞を軽快なメロディに載せた歌が耳に残る。
- 哀しいラブ・ストーリーがベースとなっている本作の独特の雰囲気はホラー映画というより、あえて“怪奇映画”と呼びたい。
- 思いもよらない形で締められる結末が後を引く。
コメント