ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー

STREET FIGHTER: THE LEGEND OF CHUN-LI
2009/USA/97min
監督:Andrzej Bartkowiak
出演:Kristin Kreuk , Chris Klein , Neal McDonough , Robin Shou , Moon Bloodgood , Josie Ho , Taboo , Michael Clarke Duncan , Pei-pei Cheng , Edmund Chen , Elizaveta Kiryukhina

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裕福な家庭で生まれ育った春麗<チュンリー>。しかし、幼い彼女の前で突然、悪漢に父が拉致されてしまい、そのまま父の消息は途絶えてしまう・・・。それから10年後、ピアニストとして成長した春麗だが、母親も亡くなり天涯孤独に・・・。そんなある日、彼女の前に不思議な男、元<ゲン>が現れる。彼は春麗の父親をさらった、秘密結社《シャドルー》と戦い、ずっと彼女を見守っていたのだ。元は春麗に「父親は生きている」と告げる。しかし、再会をするには真のストリートファイターとなり、巨大な敵と闘わねばならぬことを…。今、美しきストリートファイターの過酷な運命が幕をあける。
商品ページより転載)

  • カプコンの大ヒット格闘ゲームを基にしたアクション作品。主人公チュンリー役に『ヤング・スーパーマン』のラナ役クリスティン・クルック。
  • 『ストリートファイター』としては1994年にジャン=クロード・ヴァン・ダム主演で映画化済みで、一部キャラクタの再現度が異様に高かったり、カオスティックなストーリーによって、本来と違う意味で話題作だった。
  • 今回はチュンリーという名の元・お金持ちのお嬢さんが暗殺者やスパイを生業としつつも格闘家として成長していく、という完全オリジナル・ストーリー。
  • 様々なシチュエーション下で繰り広げられるアクション・シーンは迫力より見栄え重視な方向に振られているものながら、アクション映画としてはそれなりに楽しめる作品。
  • 見た目としてのクリスティン・クルックが演じたチュンリーには特に不満はなく、その他のキャラクタも大体納得できる範囲の配役ではあるが(バルログ(国外ではヴェガ)役のタブー<ブラック・アイド・ピーズ>はゲスト扱い?)、どうしてもヴェガ(国外ではバイソン)役のニール・マクドノーはイメージとは程遠いように思えてしまうのが不満。
  • 一部登場人物の名前と容姿設定を除いては、世界観さえ異なっている本作が『ストリートファイター』を名乗る理由は見当たらず、原作ゲームに思い入れがある場合は、某大人気漫画や某大ヒットゾンビゲームを実写化したアレやコレと同様に別物として割り切って観た方が良い。
  • あまり好意的な感想が出なそう本編はさておき、セル版特典映像の『ストリートファイター α ジェネレーション』と題された中篇アニメ作品は豪鬼とリュウの因縁の戦いを中心としたストーリーで、ファン必見の作品。何かさらっと凄い設定が明かされているような…?ちなみに米国ではOVAとして発売されていたらしく、作画クオリティはかなり高め。

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