ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀

HOWARD THE DUCK
1986/USA/111min
監督:Willard Huyck
出演:Lea Thompson , Jeffrey Jones , Tim Robbins , Paul Guilfoyle , Richard Edson , Liz Sagal , Ed Gale , Chip Zien , Tim Rose , Steve Sleap , Peter Baird , Mary Wells , Lisa Sturz , Jordan Prentice

宇宙の遥か彼方。そこは何もかも全て地球とそっくりだったが、ただ一つ違うものがあった。そこの住人が人間ではなく、言葉を話すダック(アヒル)だということだ。それを除けば、全く地球の人間の生活と変わりはなかった。ハワードは27歳の独身サラリー・ダック。その晩、仕事から帰った彼は、椅子に腰掛け、ビールを飲みながらテレビを観ていた。すると突然、ドッカーン!次の瞬間、いきなり居間から吹き飛ばされ、広大な宇宙空間に放り出されてしまったのだ。ハワードが落ちてきたところは、地球のクリーブランド。人間に見つかり追いかけられ逃げ込んだのは、路地裏のドラム缶の中。「助けて!」という声を聞いたハワードは、チンピラに絡まれていた女の子を救うことに。そのコの名前はビバリー。ロック・グループ“チェリー・ボム”のリード・ボーカリストだった。言葉を話すダックに最初は驚いたが、見知らぬ惑星で行く宛てもないハワードを自分のアパートに連れて行く。何とかハワードを元の星に帰そうとするが・・・
商品ページより転載)

  • ジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めたSF・アドベンチャー・コメディ。
  • 何だかよくわからない理由で遠い星から地球へ呼び寄せられてしまったアヒル型宇宙人が巻き起こすドタバタ劇。
  • 1986年の劇場公開時は酷評の嵐だったが、SFノリとMTV的感覚がマッチした不思議な雰囲気、程良いおふざけ感は決して言うほどつまらない作品ではなく、未見のままスルーするには勿体無い魅力がある。
  • そうは言ってもやはり宇宙アヒルがギターを弾きまくるエンド・シークエンスはシュールだ。
  • ハワードの造形は、原作の様にもう少し目が大きかったら可愛気があったかもしれないけど、あの行動と台詞でプリティを強調されてもなぁ、というのはある。
  • アナログ全開の特撮とCGI前夜の映像効果、それにフィル・ティペットによるストップ・モーション・アニメで表現された魔王の動きは味わい深い。
  • ついでにヒロインのビバリーを演じたリー・トンプソンのパンク・ヘア・スタイルと下着姿も見もの。
  • やっと商品化されたDVDのコレクターズ・エディションはパンフレットやチラシ縮刷版が封入されていて正にコレクター向け。特典ディスクでは制作陣が反省しきりのインタビューも収録されていて興味深い。

コメント