THE DAY THE EARTH STOOD STILL
監督：Scott Derrickson
出演：Keanu Reeves , Jennifer Connelly , Jaden Smith , Kathy Bates , Jon Hamm , John Cleese , Kyle Chandler , Robert Knepper , James Hong , John Rothman
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ニューヨーク、セントラルパーク。巨大な球体とともに、ひとりの男が降り立つ。アメリカ政府は危機対策チームを立ち上げ、メンバーに生物学者のヘレンも召集される。対策チームはクラトゥと名乗るその男の尋問を開始するが、特殊な能力を駆使し、男は姿を消す。ニューヨークの街に出たクラトゥは、ヘレンとその息子ジェイコブと共にある男のもとへ。そんななか彼は親子に「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」という衝撃の事実を告げる。
（作品紹介サイトより転載）
- 1951年公開のロバート・ワイズ監督作『地球の静止する日』のリメイク作品。
- 監督は『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン。
- 異性人クラトゥ役を演じたキアヌ・リーヴスは『マトリックス』のネオ然り、『コンスタンティン』然り異能を演じるSF作品が似合う。
- CGIを駆使した映像は大作に相応しい質の高いもので、映像的な満足感は充分に得られる。
- いくら地球外生物とのコンタクトを扱ったいかにもSF的な荒唐無稽な作品とは言え、人類存亡の危機にしてはスケール感が乏しい上に、ほとんど緊迫感も感じられず、限られた人達だけで右往左往しているだけにしか見えない。
- 一大事の解決を一科学者に任せる必要性にも説得力がなく、“とりあえずストーリーを進める”に終始しているような印象が残ってしまったのも残念。
- 巨大ロボットのゴートを構成している“バグ”による最終攻撃シーンなどは圧倒的な迫力があるが、作品としてもう１段階大きな盛り上がりどころが欲しかったのも事実。
- 大袈裟気味に描いた環境保護啓蒙作品としては抑えた演出やストーリー性の希薄さもありなのかも、という気はするが、決してそんな説教臭いものが観たかった訳ではない。
- ちなみに『死霊のはらわたIII キャプテン・スーパーマーケット』の呪文の元ネタ「クラトゥ、ベラタ、ニクトゥ」は健在。
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