ワン・ミス・コール

ONE MISSED CALL
2008/Japan , USA , Germany/88min
監督:Eric Valette
出演:Shannyn Sossamon , Edward Burns , Ana Claudia Talanco'n , Ray Wise , Azura Skye , Johnny Lewis , Jason Beghe , Margaret Cho , Meagan Good , Rhoda Griffis , Dawn Dininger , Ariel Winter , Sarah Jean Kubik , Raegan Lamb , Karen Beyer

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心理学専攻の女子大生ベス・レイモンドは、数日のあいだにふたりの友人の怪死を目撃する。一方、妹の変死をきっかけにその謎を探るジャック・アンドリュース刑事は、やがてベスと出会う。死んだ彼らに共通した事実、それは、死の数日前に携帯電話に着信を受け、留守電に残された自らの断末魔を聞いていたことだ。そして同じ叫びをあげて死んでいった。やっと手がかりをつかんだ彼らだが、まもなくベス自身が<死の予告=呪いの着信>を受けてしまう・・・。
商品ページより一部抜粋転載)

  • 2004年に劇場公開されたジャパニーズ・ホラー『着信アリ』のハリウッド・リメイク作。
  • 主演は『カタコンベ』のシャニン・ソサモン。
  • 基本的な状況設定はそのままながら、着信音の変更、死の直前に見える死神など、新たなアイディアによる変更によって、オリジナル版を鑑賞済みでも多少の新鮮さを感じられる。ただし、それらの細かな変更点は作品の印象を変える程のものではない。
  • クライマックス近辺の処理だけがオリジナル版と大きく異なっているのは意外。
  • より分かり易く改変されているあたりにハリウッド・リメイクらしさを感じるが、個人的には含みを持たせすぎていたオリジナル版より通りが良くなっているリメイク版の方が好み。
  • オリジナル版はメディア・パワーで散々煽った割りにはJホラーとしての枠を超えることが無い作品に思えたが、少なくとも三池崇史監督のサービス精神溢れる演出(&主演柴咲コウのびっくり顔)のおかげで妙な勢いだけはあった。このリメイク版ではその勢いもかなり抑え気味になっているため「つまらなくはないけど、この手の作品はもうお腹いっぱい」といった印象しか残らない。
  • どうせリメイクするなら、今更感の漂うJホラーの焼き直しより、逆の方向の阿鼻叫喚の地獄絵図、大スプラッタ大会にしてしまった方が良かった気がしないでもない。

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