THE MACHINE GIRL
監督：井口昇
出演：八代みなせ , 亜紗美 , 島津健太郎 , 穂花 , 西原信裕 , 川村亮介 , 秀平 , 石川ゆうや , 菜葉菜 , 岸建太朗 , 岡本良史 , デモ田中 , 木嶋のりこ , 諏訪太朗
公式サイト
スポーツが得意な明るい女子高生アミ。唯一の家族である弟ユウが容赦ないイジメを受け、突然帰らぬ人となってしまう。アミはイジメの主犯を突き止めるべく、服部半蔵の末裔であるヤクザの息子の家まで乗りこむ。そこで残酷な拷問を受けたアミは片腕を失うことに・・・。何とか脱出に成功し、同じく息子を失った母親ミキのもとをたずねる。二人は衝突しながらも大切な存在を失った者同士、共に復讐をすることを誓う。彼女たちの姿を見守っていたミキの夫スグルが言う。「俺が新しい腕を造ってやるよ、鋼鉄の腕をな！」・・・かくして、再び復讐を果たすべく、アミの猛特訓が始まった！！
（商品ページより転載）
- 最初から最後まで“スプラッタ”というより“スプラッシュ”を見せ倒す怒涛のテンションの高さが見もののホラー・アクション・コメディ。
- 監督は『猫目小僧』などの井口昇。主演は八代みなせ。
- 基本的には悪趣味、ナンセンスを含めた悪ノリ、要するに“ありえねぇ！”を楽しむ作品であり、正に王道的な“邦画Ｂ級ホラー”。
- 個人的には復讐に復讐を重ねるような浪花節ベースの独特のノリはあまり好まないが、微妙におかしな日本観を描いて見せたり、完全に破綻した登場人物ばかりでも物語自体は破綻していなかったりするあたりに勢いだけではなく、筋が通った確かな演出力を感じる。
- 日本以外のディープなＢ級映画好きにこそ受け入れられる気がするのは、最初から外国資本の作品であり、ターゲットが北米あたりのオタク層狙いだから当然。
- 邦画の一方向性を模索する上ではこのノリも有りだ。
- もちろん本作に面白みを感じたら次に観るべきは『東京残酷警察』。
コメント