ハゲタカゾンビ 感染注射

THE RAGE
2007/USA/86min
監督:Robert Kurtzman
出演:Andrew Divoff , Misty Mundae , Reggie Bannister , Ryan Hooks , Sean Serino , Rachel Scheer , Anthony Clark , Christopher Allen Nelson

公式サイト

世界有数の科学者であるワシリエンコ博士は、自らの研究が世に認められず精神に異常をきたしていた。
世の中への復讐のため、人里離れた森の中で人体実験を繰り返すうち、未知のウィルスを開発することに成功する。ある日、突然変異のゾンビが誕生し、大パニックの末、脱走してしまう。ゾンビ・ウィルスが森の中のハゲタカに感染した瞬間、人類を襲うモンスターへと化した!

商品ページより転載)

  • 特殊効果制作会社K.N.B.EFXのKことロバート・カーツマン監督作品。
  • マッド・サイエンティストに『ウィッシュマスター』のジン様を演じたアンドリュー・ディヴォフ。
  • マッド・サイエンティストとゾンビの組み合わせは使い廻し倒したシチュエーションだが、そこにハゲタカを加えて話を拡げている。何故ハゲタカを選択したのかはよくわからないが、目の付け所は面白い。
  • 特殊メイク、特殊効果、小道具などのアナログ面では高い技術力を見られるが、CGIや合成などのデジタル面は極めて粗い仕事になっている。
  • ストーリーは一応破綻が少なく纏められ、スプラッタ・シーンの程よいグロさとホラーのお約束的演出の数々によって、邦題から想像するほど酷い作品ではない。
  • 屋外で励んでいるカップルが惨殺されるのは当然として、子供でも平等に襲われて悲惨な結末を迎えるあたりや、余韻の残るラスト・カットを観ると、やはりホラーへの愛情が感じられる。
  • 個人的にはゾンビやハゲタカゾンビより巨大吸血ヒルの登場シーンが一番キツい。

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