YATTERMAN
2008/Japan/11min監督:三池崇史
出演:櫻井翔 , 福田沙紀 , 生瀬勝久 , ケンドーコバヤシ , 岡本杏理 , 阿部サダヲ , 深田恭子 , 山寺宏一 , 小原乃梨子 , たてかべ和也 , (声)滝口順平
公式サイト
現代の地球のどこか。今日もヤッターマン1号と2号は4つ揃うと願いが叶うといわれる伝説のドクロストーンを巡り、泥棒の神様ドクロベエ率いるドロンボー一味と週に一度死闘を繰り広げていた。考古学者の海江田博士もまたドクロストーンの魅力に虜になったひとりで、発見したドクロストーンのひとつを娘の翔子に託したまま行方不明になってしまう。その頃、世界では異変が起きはじめる。様々な場所から大事な物が次々と消えていくのだ。この異変にはドクロストーンが関係し、そのすべてが集まると、時間の流れが狂い、地球そのものが消えてしまうかもしれないのだ。その危機を察知したヤッターマンは、ドクロベエの計画を阻止するべく翔子と共にヤッターワンでドロンボー一味に立ち向かう!
(公式サイトより転載)
- “タイムボカン”シリーズの第2弾として1977年(と2007年)に放送されたTVアニメ・シリーズを実写化したアクション・コメディ。
- 監督は「ヤッターマンを映画化するまでは死ねない!」とまで言った三池崇史。それはいいんだが、何故『ヤッターマン』でなければならないかは不明。
- 櫻井翔と福田沙紀が演じるヤッターマンが主役だが、深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシによるドロンボー一味の個性が強すぎて喰われているのは仕方がない。
- 深田恭子が扮するドロンジョは本作を観る理由の一つにまでなっているが、ボヤッキーを演じる生瀬勝久の尋常ではないテンションの高さと演技力も見もの。
- ドロンボー一味のダンスから“おだてブタ”までTVアニメ版の小ネタが再現されている事には感動すら覚える。
- ドクロベエ様の声は当然滝口順平だが、未だ現役なのは驚異的。
- 映像は無駄なほど美麗。CGIの質も高い。
- 2号とドロンジョの“恋のバトル”の件は若干邪魔臭いが、破綻しない程度にふざけたストーリー展開の纏め方はさすがに上手い。
- 一言で表わすなら「お金を掛けて真面目に悪ふざけ」。大事な事だ。
- 実写とアニメーション、CGIを融合させたアクション・シーンは多少ぎこちなさがあるが、そのチープさも狙い通りなんだろう。少なくとも『キューティ・ハニー』の“ハニメーション”よりは見易い。
- エンド・クレジット後におまけあり。こういったサービス精神はやはり嬉しい。
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