ムーン・オブ・ザ・デッド

SEVENTH MOON
2008/USA/87min
監督:Eduardo Sa'nchez
出演:Tim Chiou , Amy Smart , Dennis Chan

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中国に古代から伝わる言い伝えでは、七番目の満月の夜に死者が蘇るという。アメリカ人の新婚カップル、メリッサとユルはハネムーンで中国を訪れた。祖母の住む田舎の村を目指していた二人は、運転手によってとある村に連れて行かれる。静まりかえったその村にはたくさんの動物のいけにえが・・・。"餓鬼の伝説″が実在したことに気づいた彼らは、どこまでも追いかけてくる白塗りゾンビ集団から生き残ることはできるのか―
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  • 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』監督/脚本のエドゥアルド・サンチェスによる、中国の伝説(中元節:日本で云うお盆)を基にしたパニック・ホラー。
  • 販売側は本作に出てくる白塗りの真っ裸でスキンヘッドのクリーチャー(餓鬼)をゾンビとしたいようだが、そうはいかない。認めない。
  • そもそもストーリー紹介で“白塗り”って言っちゃってるのはどうかと思う。
  • 「ゾンビ好きなら『~オブ・ザ・デッド』と付ければ何でも観ると思うなよ」と訴えたいところだが、事実上思う壺状態。
  • 山中での一夜の出来事としてほぼ暗闇のシーンばかりで状況が判り辛く、ブレ気味のカメラワークが多いのが難点。
  • ブツ切りで進行する演出は成功しているとは言い難いが、得体の知れない者達に執拗に追われる怖さは感じられる。
  • 後半で“毎年一人ずつ犠牲者になる云々”といった説明があるが、すでに主人公カップル以外が襲われ、犠牲になっている事には言明していない。その場しのぎの後付設定なのか?
  • 中国を舞台としながらもキョンシーではなく、功夫やワイヤー・アクションもないのは意外と斬新(完全な偏見)。

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