センチネル

THE SENTINEL
1977/USA/92min
監督:Michael Winner
出演:Cristina Raines , Chris Sarandon , Ava Gardner , John Carradine , Eli Wallach , Deborah Raffin , Martin Balsam , Jose' Ferrer , Arthur Kennedy , Burgess Meredith , Sylvia Miles , Christopher Walken , Jerry Orbach , Beverly D'Angelo , Hank Garrett

ニューヨーク。ファッション・モデルのアリソンは弁護士の恋人マイケルと幸せな日々を過ごしていた。ある日、父が急逝しボルチモアの実家に戻ったアリソンはそこで、思い出したくなかった過去の経験をフラッシュバックとして目撃する。葬式から戻ったアリソンは不動産仲介人のミス・ローガンの勧めでブルックリンの古風なアパートメントを借りることになった。ただ、その最上階の窓辺にはいつも盲目の神父が立っていた。アリソンの仕事は順調だったが、次第に体の調子が悪くなっていく。そんな彼女をアパートメントの住人は歓迎パーティを開いてもてなしてくれたりするのだが、実は、そこには彼女と神父以外誰も住んでいなかった事が判明する。そして、ある夜、3週間前に死んだ父親の姿を目撃してから彼女の周囲で次々と奇怪な事が起こり始める……。
商品ページより転載)

  • 小説『悪魔の見張り』を原作にしたオカルト・ホラー。
  • 監督マイケル・ウィナー、主演クリスティナ・レインズ、クリス・サランドン。端役でジェフ・ゴールドブラム、クリストファー・ウォーケン、トム・ベレンジャーも出演。
  • 1977年の劇場公開の後、数度のTV放映はしたもののパッケージ販売が無かった幻の作品がようやくDVD化されて発売。US-TVバージョンを元にした日本TV放映版も収録。同梱された解説書による作品の経緯は大変興味深い。
  • 残酷さよりもオカルトの雰囲気を楽しむ作品。理不尽な上に救われないストーリー展開は『ローズマリーの赤ちゃん』を思い出させる。
  • 実は悪魔よりも人間(と宗教組織)が…という内容なので、単純にオカルト・ホラーとして楽しむには物足りない。
  • 全体的に演出は平坦気味な印象を受ける。ただし、クライマックスでフリークスが大挙してにじり寄るシーンは圧巻であり、本編のラスト・カットはわかっていても衝撃的ではある。
  • 中盤以降、不気味さが際立ってくる進行とともに、主人公アリソンを演じるクリスティナ・レインズの徐々にやつれていく表情の変化も見もの。

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