恐竜100万年

ONE MILLION YEARS B.C.
1966/UK/100min
監督:Don Chaffey
出演:Raquel Welch , John Richardson , Percy Herbert , Robert Brown , Martine Beswick , Jean Wladon , Lisa Thomas , Malya Nappi

人類がまだ言葉を持たない紀元前100万年、人間と凶暴な恐竜とのし烈な闘いを描いたサバイバル・スペクタクル。草食恐竜トリケラトプスと肉食恐竜ケラトサウルスの決闘。人間の村を襲う肉食恐竜。
商品ページより転載)

  • ハル・ローチ、ハル・ローチ・Jr親子がロン・チャニー・ジュニアらの出演で1940年に発表した『紀元前百万年』を、『アルゴ探検隊の大冒険』のドン・チャフィがレイ・ハリーハウゼンと再び組んで監督したスペクタクル・ファンタジー・アドベンチャー。
  • 原始人、猿人、恐竜、巨大生物が共存しているという時代考証と現実性を完全に無視した世界設定は滅茶苦茶で、大したストーリーが無い上に台詞すらも無いというもの凄い作品ではあるが、娯楽に徹した作品性は“映画”の面白さを教えてくれる。一度は観ておいて損がない。
  • ジャケ写でも大々的にフィーチャーされているラクエル・ウェルチの皮ビキニ姿がセールス・ポイントではあるのは間違いない。ただ、もしレイ・ハリーハウゼンの神業のようなダイナメーションが無かったら、作品の面白さが半減している。
  • 例えば人間が放った槍が恐竜に当たって弾き飛ぶシーン。当然、合成&ダイナメーションではあるが、その滑らかさと説得力、芸の細かさは驚異的というしかない。
  • 何故海辺に住む金髪の女性たちのヘア・メイク&メイク・アップが見事に決まっているのか、などと思うのはやはり野暮なんだろう。

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