ゾーン・オブ・ザ・デッド

ZONE OF THE DEAD/APOCALYPSE OF THE DEAD
2009/Serbia , Italy , Spain/101min
監督:Milan Konjevic , Milan Todorovic
出演:Ken Foree , Kristina Klebe , Emilio Roso , Miodrag Krstovic , Vukota Brajovic , Steve Agnew

インターポールの捜査官レイエスは、引退前の最後の仕事として、囚人を乗せた護送車の警護を請け負うことになる。ロンドン行きの飛行機が出るベオグラードまでの道中、石油施設や化学工場が乱立するパンチェボ工業地区にさしかかったころ、護送車はいきなり暴徒と化したゾンビたちに襲われてしまう。近くの警察署に逃げ込んだ一行だが、外部との通信ネットワークは完全に遮断されていた。レイエスが電力を復活させるため発電機を探しに行っている間にも、ゾンビに噛まれた仲間の捜査官たちが次々に発症してしまう。これ以上警察署はもたないと判断したレイエスは、護送車に乗せていた囚人と新人捜査官ミーナと共に、ゾンビを列車の中に誘い込み生き残っている民間人を逃がそうとするが…。
商品ページより転載)

  • 『ゾンビ』のピーター役としてゾンビ好きに認知度抜群のケン・フォリーを大々的にフィーチャーしたセルビア、イタリア、スペインのゾンビ・ホラー。
  • “ケン・フォリー出演”が大きなセールス・ポイントでありながらも、ゾンビ・ハント・シーンやシチュエーションが豊富に用意されていて、ゾンビ映画として充分にツボをついた作りになっている。
  • 毒ガスがゾンビ発生原因というのはいささか安直ではあっても、定番の原因としては有り。
  • ゾンビ・メイクや小道具などは標準的な仕上がりではあるが、ゴア・シーンはそれなりに見応えがある。
  • “夜行性で昼間に日光浴・お昼寝するゾンビ”は良いか悪いかは別として、とりあえず斬新ではある。
  • 大して意味もなく横っ飛びで銃を撃ったりするなど、所々に余計なカットがある。
  • ケンに「地獄が溢れて云々」の台詞を言わせた事は賞賛に値する。
  • ドーンとかゾーンとかムーンとか区別付かないよ、というのはゾンビ映画に思い入れがなければ至極真っ当な意見。しかし、区別が付いてしまうゾンビスキーにとっては、ケン・フォリーがゾンビと戦っている画を見られただけで満足出来るというもの。

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