山形スクリーム

山形スクリーム
2009/Japan/116min
監督:竹中直人
出演:成海璃子 , 沢村一樹 , AKIRA(EXILE) , マイコ , 竹中直人 , 桐谷美玲 , 紗綾 , 波瑠 , 温水洋一 , 六平直政 , 田中要次 , 広田レオナ , 井口昇 , 荻野目慶子 , 緋田康人 , 篠原ともえ , 佐伯新 , 赤井英和 , 石橋蓮司 , 斉木しげる , デビット伊東 , クリスタル・ケイ , 岩松了 , 生瀬勝久 , 由紀さおり

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都立紅女子高校歴史研究会の美香代、宙子、圭、胸恵は、顧問の勝先生と共に落ち武者の里として知られる山形県・御釈ヶ部村へ。村ではちょうど落ち武者の眠る祠を倒すイベントの真っ最中。代々祠を守る村の床屋・三太郎の制止も空しく祠は倒されてしまう。すると無残に掘り起こされた祠からは、本当に落ち武者たちが復活した!村人を次々に襲う落ち武者たち。そしてその侍頭・忠経が、生前愛していた官女・光笛に瓜二つの美香代までさらってしまう!そして美香代を救うべく、女子高生3人と三太郎は落ち武者との壮絶なバトルを開始する!
商品ページより転載)

  • 竹中直人監督・出演による、山形県(の架空の村)を舞台にしたコメディ・ホラー。
  • 田舎の代名詞としての山形+コメディ・ホラーいう思い付きから捻ったストーリーは、随分と浅くて無理矢理感も漂っているが、結果的にそれなりに上手く纏まってはいる。
  • 要所で仕込まれている様々なオマージュ・ネタ(『ブレードランナー』2つ、『死霊のはらわた』、『SF/ボディ・スナッチャー』、『マーズアタック!』、『フランケンシュタインの花嫁』など)はあまり気が利いているとは思えない。ただし、“ホラーと言えばチェーンソー”という発想は正しい。
  • ゾンビの退治方法として、由紀さおりが唄う『老人と子供のポルカ』が有効であるというのは意外性があるが、その曲である必要性はあったのか。
  • そもそもあれをゾンビと呼んでいいものか。
  • 落武者は800年ぶりに復活したはずだが甲冑や刀は新品同様である、などの細かいツッコミは野暮なのか。
  • 登場人物の名前が“波来前胸恵(はらいぜんむなえ)”とか“敏酒圭(びんしゅけい)”などかなり独特だが、意味や理由を探るのはあえてスルーしたい。
  • 個人的に邦画独特の“間”が苦手というのもあるが、それ以上に内輪受け狙いのようなキャスティングと雰囲気はやはり好きになれない。
  • 監督曰く「“くっだらない”映画を作りたかった」らしく、確かにくだらない映画になっている。ただ、面白いかと言われれば、出演者のファン、若しくは竹中直人という個人や彼独特の世界観が好きなら面白く観られるかも、というしかない。

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