屍病汚染 DEAD RISING

屍病汚染 DEAD RISING
2010/Japan/83min
監督:稲船敬二
出演:吉田大輝 , 矢崎広 , 安藤聖 , 尾上寛之 , 渋川清彦

公式サイト

全世界を恐怖に落とし込んだ、あの“ウィラメッテ事件”後、ゾンビ化=屍病汚染は世界各地へと飛び火した。アウトブレイクが起こった地域に対し、各国政府は厳しい対応を実施。該当エリアの住民を隔離する策を取る。閉じ込められた人々は、脱出を図ろうとする者、建物に閉じ籠もる者、いずれも自分の存在をかけて戦うことになる。そう、ここ日本でも…シンとジョージの兄弟は、不幸にも隔離された地域に取り残された住民であった。物語は、二人がこの閉鎖されたエリアから脱出を試みるところから始まる。限りなく不可能に近い脱出行。ゾンビがさまよう街から、二人が身を守る為に逃げ込んだのは、とある倉庫街だった…。
商品ページより転載)

  • ゾンビ・パラダイス・ゲーム『デッドライジング』の世界をゲームの総合プロデューサー稲船敬二自らが監督・脚本を担当して映像化。
  • Xbox LIVEでは全8話に分割されて先行配信された。
  • ゾンビ・メイクは灰色に塗った顔に血糊を付け、CGIで目を赤く光らせた程度。
  • ほぼ毎回、主人公ジョージの主観視点から始まり、そこに至る過程を三人称視点で語るという流れだが、物語が動いたと思ったら終わりではストレスばかりが残る。
  • 出演者は素人演技ばかり。演出が野暮ったい為に余計目立つ。
  • 着想そのものは悪くないが、中途半端なP.O.V.は見辛いだけ。撮影時の苦労を語られても困る上に、必ずしも成功しているとは思えない。
  • ゾンビの怖さより人間の怖さを描いているのはゲームと同じで、本作では調子付いてるチンピラ作業員の最低ぶりをクローズ・アップしているが、単に重苦しい雰囲気で嫌悪感だけが残るのは面白くない。その後お約束的に撃退はするものの、決して爽快感があるとは言えない。
  • それまでヘタレ一辺倒だった主人公が後半で突然覚醒して短時間、しかも一人でアレを作ったことになっているが、それは絶対に無理がある。あり過ぎる。変な絵まで描いてあるし…。
  • 散々引っ張った8話目が何の捻りも無く終わる。あまりにも脳天気なので、実は夢オチなんじゃないかと疑っている。
  • 結局、素人監督のワンマン作品の域を越えていない。
  • そもそもあのゲームの実写化ならば、手当たり次第のものを武器にしてゾンビ・ハントをするような、豪快さと爽快感がある作品性の方が良かった。
  • 11月にDVD版が発売されるので一応予約登録はしたが、どうしようか…。