アストロ・ゾンビーズ クローン人間の復讐

MARK OF THE ASTRO-ZOMBIES
2001/USA/85min
監督:Ted V. Mikels
出演:Tura Satana , Liz Renay , Brinke Stevens , Sean Morelli , Anton Funtek , Scott Blacksher , Gene Ellison-Jones , Robert Southerland , Shanti , Ted V. Mikels , Donna Hamblin , Volmar Franz , John P. Baniqued

怪人・殺人鬼アストロ・ゾンビが宇宙人によりクローン化される。宇宙人は地球征服攻撃をする為、増殖したアストロ・ゾンビを街に放つ!アストロ・ゾンビ―ズは人間を次々、殺害する。
その頃、女スパイ・サタナは偽アストロ・ゾンビを利用して、更なる犯罪を行動に移していた。

テッド・V・マイクルズ ムービー・コレクション 公式サイトより転載)

  • テッド・V・マイクルズ監督本人による”Astro-Zombies”(1968)の新世紀版。一応続編らしい。ちなみに監督は他に製作、脚本、撮影、編集も兼任。要はやりたい放題のワンマン作品。
  • 『Astro-Zombies』(1968)は日本でソフト化される事が無く、ゾンビ映画アンソロジー作品『ゾンビーズ/生ける屍の群』(この作品もVHSで一度観たきりだけど…)の内の1本で紹介されたのみ。いきなりその続編を観せられても戸惑うが、そこは何か大人の事情らしいので仕方が無い。
  • 同監督は『人間ミンチ』『ミミズバーガー』などが有名だが何れも未見。どうしても観たいという欲求が沸かない。B級好きとしては失格なんだろうけど、一般社会人としては正解な気がする。
  • “トゥラ・サターナや故ジョン・キャラダイン等、往年のキャストそのまま出演。(但しジョン・キャラダインはフェイクで首だけ出演)”とあるが、あれはジョン・キャラダインを冒涜しているとしか思えず…
  • 内容は“酷い”としか言えない。お話も映像もひたすら安くて、陳腐で、訳がわからない。宇宙人に拉致されたと言い張るババアおばちゃんを延々とフィーチャーし続ける意味も、本編とほとんど関係が無く世界各国にアストロ・ゾンビを操る偽のコントローラーを売りつけようとするでかいおばちゃんトゥラ・サターナ(合掌)扮するサタナとその夫の存在理由も、そもそもあの変なマスクを被って蛮刀を振り回すクローン人間を“アストロ・ゾンビ”と言い張る根拠も全てわからない。わからない事だらけだ。
  • 銃を撃ったら音だけでなく硝煙ぐらいは映しても良かったんじゃないだろうか…。
  • この作品をソフト化したフォワード・WHDジャパンの漢気と商才は、何だかわからないけどとにかく凄い。ついでにHPのセンスも凄い。この勢いで撮了したという3作目のDVD化を強く希望したい。

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