クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]

DREAD / CLIVE BARKER’S DREAD
2009/UK , USA/95min
監督:Anthony DiBlasi
出演:Jackson Rathbone , Shaun Evans , Hanne Steen , Laura Donnelly , Jonathan Readwin , Vivian Gray , Carl McCrystal , Derek Lea , Siobhan Hewlett , Kieran Murphy , Cheyanne Raymond , Zoe Stollery , Elspeth Rae , Erin Gavin

大学生のスティーブン、クウェイド、シェリルが始めた奇妙な研究。心に深刻なダメージを負った被験者をインタビュー・撮影し、恐怖心理の根源を探る。自らも精神的外傷を持つ3人は、危険な実験にのめり込んでいった。クウェイドは次第にサディスティックな異常性を露わにし、被験者を追い詰め発狂させてしまう。その暴走を止めようとしたスティーブンは、恐るべき事実を知る。クウェイドは、少女期のトラウマから肉を食べることが出来ないシェリルを監禁・観察していたのだ。シェリルは餓死しないために、腐りゆく肉を口にするのか?それは人間が、恐怖を超える瞬間なのか?そして彼らは遂に、究極の恐怖を目撃する……。
商品ページより転載)

  • クライヴ・バーカー『血の本』シリーズの映画化2作目。
  • 監督はクライブ・バーカー作品に関わり続けるアンソニー・ディブラシ。製作総指揮と脚本も兼任。
  • 出演はジャクソン・ラスボーン、ショーン・エヴァンス、ハンネ・スティーン、ローラ・ドネリーなど美形どころが揃っている。作品内容を考えるとかなり救いとなっているはず。
  • レート指定が見当たらないようだが、閲覧注意。それほどゴア・シーンはないものの、うんざりするほど心理的にも生理的にも嫌悪感が積もっていく。
  • 鑑賞後の後味は極めて悪く、陰鬱な気分になれる。
  • 作品のテンポは遅めだが、退屈に感じるほどではない。
  • 知的好奇心を満たすためだけに、人道に外れる行為をエスカレートさせていくサイコパス、として括るとすれば、題材的に目新しくはない。ただ、その内容は実に不快感に溢れながらも、同時にその好奇心の先の答えも気になるものになっている。