インシテミル 7日間のデス・ゲーム

インシテミル 7日間のデス・ゲーム
2010/Japan/107min
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也 , 綾瀬はるか , 石原さとみ , 阿部力 , 武田真治 , 平山あや , 石井正則 , 大野拓朗 , 片平なぎさ , 北大路欣也

公式サイト 公式サイト

時給11万2千円という求人広告につられ、男女計10人が「暗鬼館」に集まった。仕事内容は、「暗鬼館」での7日を24時間監視されるだけ。鍵のかからない10の個室と10の凶器が参加者に与えられる。何も起きなければ全員に1,600万円以上の大金が手に入るはずだった・・・。
しかし、2日目に死者が出る。誰が何のために殺したのか?参加者は疑心暗鬼の深淵に落ちてゆく・・・。果たして、生き残りをかけた究極の心理ゲームは始まってしまうのか?

商品ページより転載)

  • 米澤穂信の同名小説を原作としたサスペンス・ミステリー。
  • ホリ・プロ50周年企画作品。出演者が豪華…なのか?
  • 監督は『リング』の中田秀夫。
  • タイトルの意味は英語でincite mill、殴り合わせるという意味とのこと。
  • 古くは『そして誰もいなくなった』あたりに通じる世界観、設定などは既視感があり、新鮮味が少ない。ただ、そこだけSF的な“ガード”の存在は少し面白い。
  • 人物描写と作中の事件・出来事は、良く言えば手堅く纏められているとも言えるが、要は全てを軽く表面的にしか描いていないので、作品世界に入り込む余地が少ない。そこに極控え目なスプラッタ描写を含めた薄味の映像表現が加わってしまうので、映画としての見応えの無さ、物足りなさばかりが残る。
  • 2時間ドラマの女王が死体役に挑戦しているのは見どころの一つ…のような気もする。
  • インディアン人形の存在と意味、ミステリー小説のタイトルが書かれたカード、磁石以外の探偵セットの存在理由など、何か意味有り気な伏線を華麗にスルーしている事に驚いた。
  • オチに至るクライマックス~ラスト・シークエンスにも特に驚く事もない。ただ、北大路欣也演じる安東吉也の行動には大いに疑問が残る。色々な所に監視カメラがある衆人監視の状況下で“それ”を行うのは無理があるのでは…。

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