SPACE BATTLESHIP YAMATO
監督：山崎貴
出演：木村拓哉 , 黒木メイサ , 柳葉敏郎 , 緒形直人 , 池内博之 , マイコ , 矢柴俊博 , 波岡一喜 , 斎藤工 , 三浦貴大 , 松本まりか , 藤田弓子 , 堤真一 , 高島礼子 , 橋爪功 , 西田敏行 , 山崎努 , （声）緒方賢一 , 上田みゆき , 伊武雅刀
人類最後の希望を乗せて・・・宇宙戦艦ヤマト、発進!
外宇宙に突如現れた正体不明の敵・ガミラスが、地球への侵攻を開始した。世界各国は全戦力を結集して防衛にあたったが、全軍壊滅。ガミラスによって投下された無数の遊星爆弾で、人類の大半は消滅してしまった。それから5年後、2199年。地球は、遊星爆弾の放射能で汚染され、いまや滅亡の時を迎えようとしていた。わずかに生き残った人々は地下へ逃れ、絶望の中で暮らしている。その中には、かつて地球軍のエース・パイロットとして戦った古代進の姿もあった。
（商品ページより一部抜粋転載）
- 往年のアニメ『宇宙戦艦ヤマト』を実写映画化。
- 監督・ＶＦＸは、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴。
- 実際に観てみると、古代進を演じた木村拓哉はやはり“キムタク”ではあるのは間違いないが、作品世界には意外と溶け込んでいる事に驚いた。他のキャスティングについても、「まぁこんなもんだろ」と思える。唯一、佐渡先生を女性（高島礼子）にしたのだけは理解に苦しむ。
- CGIを駆使した映像面の見た目だけなら文句の付け所が無い。だが、そこに動きが加わると全てにおいてスケール感に乏しく、重さ・大きさを感じられないのが残念。敵編隊からの回避行動時の動きの軽さには目が点になった。
- 新解釈に基づくガミラス軍は、これはこれでありかも。青塗りの日本人が出てこられるよりは全然マシ。
- アナライザーが随分と現代的な解釈になって寂しく見ていたが、きちんと見せ場が設けられていた。ちょっとやり過ぎであり、残念な事にはなるけど…。
- 森雪を演じた黒木メイサは相変わらず漢前。この人だから役どころの変更があったんだろうが、変更の説得力はある。元々予定されていた女優がＮＧになって心底良かったと思える。
- ラスト・カットはお約束的な展開であり、作品的には必要なんだろうけど、ちょっと邪魔臭い。
- 結局のところ、原作に思い入れのある人なら実写化などありえない話であり、どんな出来になっても認められない代物なんだろう。
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