BROTHERHOOD OF BLOOD
2007/USA , Germany/88min監督:Michael Roesch, Peter Scheerer
出演:Victoria Pratt , Jason Connery , Ken Foree , Sid Haig , William Snow , Wes Ramsey , Jeremy James Kissner , Jack Donner , Rachel Grant , Bill Doyle , Jonathan Fraser , Angela Trimbur , Darrin James , Marc Ian Sklar , Boris Kievsky
公式サイト
現代に生き残ったヴァンパイアと、それらを倒すべく立ちあがったヴァンパイアハンターとの戦いが始まろうとしていた―。
数百年前、脅威と恐れられた伝説のヴァンパイア、ヴラド・コサイが復活を果たそうとしていたのだ。3週間前、写真家のトムは弟クリスと一緒にルーマニアの古い教会を訪れ、謎の死骸を発見していた。クリスはその後、ヴァンパイアへと体が変異しはじめ、トムの前から姿を消してしまった。
ヴァンパイアハンターのキャリーは、ヴラド・コサイがクリスの体を使って、復活を果たしているのではないかと考え、クリスを探していた。キャリーは、凶悪ヴァンパイアの復活を阻止するため、銃を手に、立ち上がる―。
(商品ページより転載)
- 主演『ミュータントX』のヴィクトリア・プラットによるヴァンパイア・アクション。
- 監督・脚本は『アローン・イン・ザ・ダーク』『ハウス・オブ・ザ・デッド2』の脚本コンビであるマイケル・ローシュ、ピーター・シェーラー。
- シド・ヘイグ、ケン・フォリー、ジェイソン・コネリー出演。おっさん好きにはたまらない。とくに何気にケン・フォリーが活躍していることは素直に喜びたい。
- 人間とヴァンパイアの共通の敵がいるという設定は面白い。
- 他と差別化を図るべく、何か捻くれた箇所を作ろうとして時系列をいじり倒しているが、判りづらいだけで失敗している感が大きい。
- 作中、ホラー要素は薄く、アクション性やサスペンス性も低い。それどころか、それほど大きい出来事さえ起きず、結局のところは伝説のヴァンパイアであるヴラド・コサイはどこにいるのか、という簡単な謎解き要素があるのみ。一番の見所といえば、ケン・フォリー扮する吸血鬼に対する拷問シーンぐらい。なかなか厳しい。
- 意外性のある(ような気になる)真実が明かされ、これからクライマックスを迎える…はずのところでブツ切りエンディング。散々引っ張ってきてそれは無いだろう。
- 後になって思えば、ヴァンパイアものなのにまともに吸血シーンすらなかったような…。
- 正直なところ、キャスティングを見て何も思うところが無いなら、スルーした方が懸命。