悪魔のしたたり

ブラッドサッキング・フリークス / ハロウィン・ナイト 悪魔のしたたり
BLOODSUCKING FREAKS / THE INCREDIBLE TORTURE SHOW
1974/USA/89min
監督:Joel M. Reed
出演:Seamus O'Brien , Viju Krem , Niles McMaster , Dan Fauci , Alan Dellay , Ernie Pysher , Luis De Jesus , Helen Thompson , Saiyanidi

公式サイト

毎年、ハロウィンになると開かれる見世物小屋の拷問ショー。オーナーのサルドゥは、小人の助手と一緒に、常識では考えられない残酷なショーを繰り広げアメリカの子供達を恐怖に陥れていた。ある時、「このショーはインチキだ!」と批評家と名乗る男が野次を飛ばす。 屈辱を受けたサルドゥは、評論家を誘拐、かくして恐怖の拷問ショーがはじまるのであった・・・・
商品ページより転載)

  • 監督・製作・脚本:ジョエル・M・リードによる、全編に渡る高い裸率、とにかく異常性が高く不快感ばかりが残る残酷描写、精神が歪みまくった方々が登場人物というエロ・グロ・アブノーマルが揃った衝撃のスプラッタ・サスペンス・ホラー。
  • 配給はトロマ。
  • 一応サスペンス要素のあるストーリーはあるものの、実際はひたすら拷問と裸が続くだけの内容。ただし、意外に性行為そのもののシーンは無い。
  • シチュエーションに対する嫌悪感と背徳感は非常に高いものの、製作年を考慮しても視聴者側が気を遣ってかなり好意的に見なければいけないほど作り物感が強い為、近年の精巧なVFXに慣れた目で見てしまうと映像的な衝撃は低く感じるかもしれない。
  • いろんな“瞬間”をカメラ・ワークで誤魔化している事が多いのも衝撃度合いが低めに感じる要因の一つ。
  • あまりにも突き抜けた変態性でカルト作品的扱いを受けているのは何となく理解できる。
  • 登場人物が全て不幸になっていく中、特にオチがあまりにも救われなく鬱蒼とした気分になれる。

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