ブラッドレイン 血塗られた第三帝国

BLOODRAYNE: THE THIRD REICH
2010/USA/79min
監督:Uwe Boll
出演:Natassia Malthe , Brendan Fletcher , Michael Pare , Willam Belli , Annett Culp , Clint Howard , Steffen Mennekes , Arved Birnbaum , Safiya Kaygin , Nik Goldman

公式サイト

1943年、ヨーロッパではヒトラー総統の率いる第三帝国、ナチス・ドイツが全域にその魔の手を広げつつあった。
ヨーロッパ東部の強制収容所では、残虐な司令官のもと、精神異常の医師が捕らえられたヴァンパイアを使って人体実験を行っていた。
ナチスに抵抗するレジスタンスとともにその一部隊と戦った、ハーフ・ヴァンパイアのレインは、知らぬ間に自分の血を司令官に与えてしまう。
レインの血を利用して日中でも外を歩けるデイウォーカーに変身し、レインの最強の敵となった司令官と医師は、その血をヒトラーに献上し、決して死なない不滅の総統を作ろうとする。
ヴァンパイア軍団と化したナチスに戦いを挑むレインとレジスタンスを待ち受けるのは…。

商品ページより転載)

  • ゲームを原作としたヴァンパイア・アクション・ホラーの3作目。
  • 監督・製作総指揮は引き続き、みんな大好き“マスター・オブ・エラー”ウーヴェ・ボル。何だかんだ言っても、結構気になって観たくなるタイトルを持ってくる人。
  • 主演は2作目に続いてナターシャ・マルテ。この人も仕事を選ばないイメージになってきた。
  • マイケル・パレも引き続き出演。すっかりボル組常連さん。そろそろ「お達者」という掛け言葉が似合ってきた。
  • 2箇所ほど“サービス・シーン”があるけど、本筋とは全く繋がりが無い上にちょっと邪魔臭い。
  • アクション・シーンでのアクション自体とカメラ・ワークにキレが悪く冴えない。『ハウス・オブ・ザ・デッド』での伝説の“カメラぐるぐる”や“意味のないゲーム画面挿入”など馬鹿らしい演出の方がまだ面白みがあった。
  • CGIによるスプラッタ表現が多用されているが、それほど派手さは無い。
  • ストーリーは“とりあえずナチス・ネタならどうにかなるだろ”的な安易さが透けて見える。
  • 主人公を始め、それぞれクセがあって面白そうな登場人物が用意されているのに、上手く活かしきれていないように思える。
  • 作品毎に時代が進んできたので、もし次作があれば現代劇になるんだろうか。

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