ホーボー・ウィズ・ショットガン

HOBO WITH A SHOTGUN
2011/USA/86min
監督:Jason Eisener
出演:Rutger Hauer , Gregory Smith , Molly Dunsworth , Brian Downey , Nick Bateman , Robb Wells , Pasha Ebrahimi , Drew O'Hara , Jeremy Akerman , Andre Haines , Agnes M. Laan , Duane Patterson , Brian Jamieson , Timothy Dunn , Glen Matthews

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列車に無賃乗車して、街から街へとさすらう初老のホーボーがひとり。仕事を求めて新たな街ホープタウンに降り立った彼を待っていたのは、犯罪組織のボス、ドレイクが牛耳る暴力と混沌に支配された世界だった。彼は立ち寄った店で、買い物をする親子を襲う強盗たちを、反射的に射殺。それをきっかけに悪に立ち向かう決意を固める。ドラッグの売人、ポン引き、児童性愛者など、ホーボーは街のダニ共を血祭りに上げていく。これで街の犯罪は一掃されるかと思われたが…。悪徳のホープタウンに血の雨が降る!
商品ページより転載)

  • クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスによる『グラインドハウス』でのフェイク・トレイラーを、ルトガー・ハウアーを主演に迎えて長編映画化した作品。同経緯の作品は『マチェーテ』に続いて2作目。
  • 何を置いてもとにかくルトガー・ハウアーの魅力に尽きる。
  • ブライアン・ダウニー演じるドレイク、モリー・ダンズワース演じるアビーなど、充分キャラ立ちしている登場人物が揃っているのに、あまりにもハウアーさんの存在感があり過ぎて影が薄くなりがち。2人組の鉄仮面処刑人はスピンアウトしても面白いかなと思わせる。
  • R18+というレートが示す通り、始めから終わりまで暴力・残酷描写がいっぱい。しかもとんでもなくえげつない。意外にもエロス的な描写はないに等しい。
  • 濃い目の色味に調整された映像やどこか泥臭さを感じるようなカメラワーク、まずありえない狂った世界観設定など、あざといまでに狙ったB級感は間違いなく観る人を選び、それは『グラインドハウス』由来作品として正しい。

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