MANTIKORA
2011/Russia/101min監督:Yeva Belova , Vl. Kitt
出演:Katya Karenina , Sofya Ledovskikh , Anna Churova , Aleksei Zavyalov , Nikita Emshanov , Vladimir Malkov
真夜中のモスクワで、不可解な自動車事故が頻発していた。猛スピードで衝突し、ドライバーは即死。毎回現場では黒い車が目撃されていた。時を同じくして、自動車インストラクターですご腕ストリート・レーサーでもあるキャティヤの周囲にも異変が。謎の対戦相手。突然現れた医者。原因不明の痛み。それでもキャティヤは、正体不明の女に戦いを挑む。そのために、仲間とともにモスクワ市内の交通を乗っ取ることに!彼女たちの戦いは、あの黒い車を呼び寄せることになり死を招く危険なレースへと発展していくのだったー!!!
(商品ページ(1)商品ページ(2)より転載)
- ロシアのカー・アクション・ホラー。
- ジャケ写は若干詐欺気味。ついに一番大きく写っているビキニの金髪美女が登場することはなかった。あれをキャティヤ・カレーニナ演じる主人公キャティヤのイメージ画だとでもいうなら完全に詐欺。
- 間延びしている上に観客を置いていく事に終始しているかのような纏まりのないストーリー運びというだけで相当ストレスが溜まるのに、二昔前のようなセンスのコメディ演出が面倒臭い。
- 黄色の車体にバイナルグラフィックスを施した80スープラに代表されるように、車種選びやレース・シーンの雰囲気は『ワイルド・スピード』に影響を受けている様子(ヒロインが劇中で『~2』のTシャツを着ているシーンがある)。ただし、全く爽快感も迫力も無く物足りない。
- やたらアイルトン・セナの話題が出てくるのは何故だ。
- 謎の黒い車の禍々しさを感じられるデザインは所謂“中二病”っぽくて嫌いではない。
- 残念ながら全ての登場人物に魅力を感じない。喋る猫に至っては意味不明としか思えない。
- 当然CGIで表現されているモンスターの出来は悪くは無いものの、もう少しビジュアル的な凶暴・凶悪さや迫力があったら良かった。
- 色々と難がある中でも、クライマックスでのオチの締まりの無さはブーイングもの。
- ついでに言うと、何故邦題で“ゴースト”などと付けたのか。まさか炎に包まれた黒い車に『ゴーストライダー』の幻影を見たとでも?
- 随分前からの自論である「『ゴースト』が付く作品には要注意」が生きていた!
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