NINJA

NINJA
2009/USA/86min
監督:Isaac Florentine
出演:Scott Adkins , 伊原剛志 , 肘井美佳 , Todd Jensen , 伊川東吾 , Miles Anderson , Garrick Hagon , Valentin Ganev , Atanas Srebrev ,

山中の道場を継ぐ甲賀忍術の後継者・武田が50人の生徒の中で注目するのは、成長目覚ましいアメリカ人ロバートと、武田を育ての親として慕い確かな素質を持ったマサヅカの2人。ロバートは修行に励む一方で、武田の娘ナミコに想いを秘めていた。ロバートとマサヅカはライバル心を剥き出しで修行に励んでいた。ある日修行中にマサヅカはロバートに真剣で襲い掛かり、武田の怒りを買い破門になる。
武田は22歳になったナミコに、甲賀忍者の宗家を継がせると宣言する。その証に代々受け継がれてきた工芸品、暗器(手裏剣・鎖玉)、黒の忍者装束一式を授ける。
ナミコは感涙するが、この知らせを破門されヤクザの世界に下ったマサヅカが聞きつける。マサヅカは、後継者は自分だと自負し、家伝一式を手に入れようと蛮行に走る・・・。

商品ページより転載)

  • “忍者”というより“NINJA”が面白日本設定の中で怪しげな忍術を使うお馬鹿映画かと思ったが、実際は体術、剣術が熱いアクション作品だった。多少なりとも現代の日本とは思えない場面はあるものの、びっくり忍術やチョンマゲ・サムライ、ゲイシャ・ガールなどは出てこない。
  • 師匠が英語で話して、娘が日本語で受け答えする…まぁそのぐらいは広い心で受け止めたい。
  • 説得力の弱いストーリー展開ではあるが、“(映像的には)アメリカの街中で繰り広げられる忍者アクション”を観るための言い訳であると思えばこれぐらいで充分なんだろう。
  • “伝統を受け継いだ正統派忍者”対“現代テクノロジー武装に身を固めた忍者”の戦いは、もう少し時間をかけて観たかったほど格好良い映像になっている。少しオタク的要素が強いデザインである事は否定しない。
  • 本作を観た理由のかなりの割合を占める肘井美佳が演じる波子は「もしかしてただの邪魔者じゃないだろうか」と思ってしまうくらい弱々しいが、それでもビジュアル的には絶対に必要。『AVN』ほどではなくても、地下鉄でのアクション・シーンは素直に格好良いと思う。

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