SADAKO 3D
監督：英勉
出演：石原さとみ , 瀬戸康史 , 高橋努 , 染谷将太 , 高良光莉 , 山本裕典 , 田山涼成 , 橋本愛
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鮎川茜が教師を勤める女子高で、動画サイトに投稿された、自殺を生中継した映像が噂となる。しかも、その生中継を偶然見ていた人も死んでしまったという。
茜の教え子・典子が不可解な死を遂げ、さらに時を同じくして、各地でも同じような不審死が相次ぐ。警察は一様に自殺と断定するが、みな共通して死の直前にある動画を見ていたのだった―。
（作品ページより転載）
- 一世を風靡した『リング』シリーズが12年ぶりに復活。『リング』『らせん』『リング2』『リング0 バースデイ』に続いて５作目にあたる。
- 原作は鈴木光司作『エス』だが、全くの別物の映画オリジナル・ストーリーとなっている。
- タイトルにもなっている通り、本来は3D作品。残念ながら今回はレンタルDVDの2D版での鑑賞。
- キー・ワード、キー・アイテムは前作までのビデオ・テープからPC、スマートフォンを媒介とした、ネット上に流れているとされる“呪いの動画”へと移り変わっている。せっかく実在のニコニコ動画を扱ったのに、独特のノリや雰囲気が加味されていないのは勿体無い。
- 後半で井戸に辿り着いてからの展開は「これじゃない」感が最大値に達する。失笑しか出ない。こっちが「お前じゃない」と言いたい。
- 宣伝、告知では、貞子をお笑いキャラとして扱っている。製作側がホラー作品として勝負する自信が無いとしか思えない。
- 結局「貞子を３Ｄで表現したら面白そう」といったノリで作って、そつなく纏められてはいるものの、ホラー作品として怖さを追求するなどのポリシーは感じられなかったのはとても残念。ただ、所謂ジャパニーズ・ホラー独特の陰湿なウエット感ではなく西洋ホラーのテイストに近かったのは嫌いではない。
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