デス・マングローブ ゾンビ沼

MANGUE NEGRO / MUD ZOMBIE
2008/Brazil/105min
監督:Rodrigo Aragao
出演:Ricardo Araujo , Kika de Oliveira , Walderrama Dos Santos , Markus Konka , Andre Lobo , Antonio Lamego , Mauricio Ribeiro , Reginaldo Secundo , Julio Tigre

公式サイト

ブラジルの亜熱帯地帯、マングローブに囲まれたエスピリトサント。
まるで文明から切り離されたようなこの極貧の村に暮らす住民たちは、泥沼から貝類を捕獲してなんとか生計を立てていた。が、徐々に水質汚染の波が押し寄せ、漁業が壊滅状態に追い込まれてしまう。生活苦にあえぐ村人たち。感染は人体にも影響を及ぼし、村人の皮膚はただれ、膨れ上がっていく。悪夢はそれだけではなかった。悪臭漂う泥沼の中から突如、恐ろしい容貌のゾンビが襲いかかってきたのだ。次々と感染、増殖していくゾンビたち。一人、また一人と無残に殺されていく村人…。臆病だった男ルイスは恋人を守るため、小さな手斧とライフルを手に、ゾンビと対決する。はたして、カオスと化したこの湿地帯で、二人は無事生き延びることができるのだろうか…。

商品ページより転載)

  • ブラジル産ゾンビ・ホラー。ロドリゴ・アラガオ監督作品。
  • マングローブが生い茂る泥湿地帯を舞台に、特殊メイクやダミーヘッドなどアナログ感いっぱいのSFXによって生首は当たり前のように飛びまくり、大量の血糊によって血反吐は常に垂れ流されている状態のスプラッタ描写がひたすら続く作品。
  • 作品の印象を一言で言えば“汚い”。一昔前のドイツ・スプラッタ・ホラーのよう。
  • 内容自体は襲われたら逃げるを繰り返すだけで、その場凌ぎ感が強い筋立てになっている。
  • ゾンビのストップ・モーション・アニメなんて久しぶりに観た。
  • 血糊を900ガロン(=約3407リットル)程使用したとの事だが、実はチョコレートとカシスをハチミツで溶いたものらしい。ちょっと美味しそう。
  • 呪術師か何かの婆様の話声が妙に癇に障って仕方がない。
  • 唐突にゾンビ少女が登場。その経緯などを作り込んだ方がまだ面白みが出たのでは…。
  • 結局何も解決していないけど、主人公達のその後は特に気にならない。
  • 特に面白みは感じないけど、ゾンビ・ホラーとしての忘れていた何か(非CGIの手作りB級感とかルチオ・フルチ作品的な気持ち悪さとかそんな感じ?)を思い出させてくれたので簡単に斬り捨てたくはない作品。でも、コアなゾンビ・ファン以外にお勧めしたら恨まれるのは間違いない。

コメント