アナザー/Another

ANOTHER
2011/Japan/109min
監督:古澤健
出演:山崎賢人 , 橋本愛 , 袴田吉彦 , 加藤あい , 宇治清高 , 井之脇海 , 岡山天音 , 秋月三佳 , 岡野真也 , 今野真菜 , 正名僕蔵 , 佐藤寛子 , 三浦誠己 , つみきみほ , 銀粉蝶

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そのクラスでは誰かがすでに、死んでいる――
夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、転入した3年3組で眼帯をした少女・見崎鳴に出会う。その不思議な雰囲気に何となく惹かれていく恒一だが、そのクラスでは鳴はまるで“いないもの”のようにされている。他の人には鳴が見えていないのか?彼女は幽霊なのか?不思議に思った恒一は鳴に近づこうとする。そして、まさに恒一が鳴に接触したその瞬間、クラスメートの1人が無残な事故で死んでしまう。そのとき、他のクラスメートがつぶやいた。
「ルール破ったからだ…」その後、次々と3年3組に不可解な死が連鎖していく。
「気をつけて。もう始まってるかもしれない」ミサキメイは実在するのか?そしてルールとは?

商品ページより転載)

  • 綾辻行人による小説を原作とした学園もののミステリー・ホラー。コミック、TVアニメ、を経て実写化。
  • 主演は山崎賢人と『貞子3D』の貞子を演じた橋本愛。
  • 原作やアニメなどはおろか、作品解説さえ全く未見のまま鑑賞。いわゆるジャケ借り。眼帯をした少女が人に在らざる者で、眼帯を外すと恐ろしい秘密が!秘密を知ったり関った者を次々人を葬っていく、みたいなオカルト・ホラーかと思っていたけど、全く違った。
  • 大筋の設定、人物設定・描写、状況など、どれもがいかにもティーン向けっぽく、どこか小手先で騙されてる感じがするのは、捻くれた大人になってしまったからか。
  • 主な舞台が1998年なので、それに合わせて携帯電話が当時のタイプになっている。待ち受けなど無い小さい画面がちょっと懐かしい。
  • 特殊メイクはまだしも、ミミズみたいな謎の物体のCGIの質は低いと言わざるを得ない。
  • そもそも見崎鳴の目には“死の色”が見えると言っていたはずだけど、それをビジュアルで表すと何故ミミズになるのか。オーラ的なもので良かったのでは?
  • 主人公の病気、序盤で見崎鳴が人形を抱えて霊安室に入っていくシーン、ルール、鳴の養母の存在等々、一見すると伏線っぽいのに何のフォローも無い肩透かしはイラっとする。
  • 軽めの『ファイナル・デスティネーション』が所々で見られるけど、特に凝った仕掛けではなく、もう一工夫欲しい感じ。
  • オチとしては多少の伏線はあったにしても、何故そうなったか、何が目的かなど描かれていないので、全然すっきりしない。

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