エイリアンVSアバター

ALIENS VS. AVATARS
2011/USA/81min
監督:Lewis Schoenbrun
出演:Cassie Fliegel , Jason Lockhart , Dylan Vox , Kim Argetsinger , Marlene Mc'Cohen , Ginny You , Georgina Tolentino , Dan Glenn , Amanda Chism , Victoria De Mare

201X年。地球に一体のエイリアンが潜入した。自由自在に姿を消せ、敵に乗り移れる能力を持つこの生物は、数々の惑星を滅亡させてきた強敵だった。一方、そんなエイリアンを追う、もうひとつの地球外生物アバター。彼らも人間の姿で地球に潜入し、エイリアン捜索を開始する。そんなことはつゆ知らずに山でキャンプを楽しんでいた若者たちは、次々とエイリアンの餌食となる。
商品ページより転載)

  • 期待を裏切らない低予算B級作品。もちろん全てがお安い仕上がり。
  • 煽り文句が“勝手に戦え!”まぁその通り。地球人を巻き込むな。
  • “エイリアン”のスカイスは光学迷彩を使って獲物に忍び寄るから、エイリアンというよりプレデターに近い…のか?手刀で首を刎ねるぐらい凶暴で残酷だけど、強いのか弱いのかは場面毎に変わるので不明。ちなみに本作とは全く無関係の『宇宙生物X』という作品で登場するクリーチャーの着ぐるみを使い回しているらしい。
  • “アバター”のカラパイン族のアバは充分怪しい姿な上に訳がわからない話をし出しているのに、すぐに信じて順応できる若者たち。凄いのか馬鹿なのか。
  • スプラッタ描写は一応あるけど、SFXの質は低め。一部のグロ描写にはお安いCGIも使われている。“お腹から内臓丸見えCGI”なんて初めて見た気がする。
  • 不用意にナタを振り回して彼女の首を飛ばしてしまったジェイクが「どうしてくれるんだ!」と叫んでいたけど、それは本作を観た観客こそ叫びたい台詞だと思う。
  • ティファニー役マレーネ・マッコーエン、ジェシー役キム・アーゲツィンガー、どっちにしよう。何の話だ。
  • 後半は着陸の衝撃で壊れた“凄いロボット”ロボターを起動させる事に躍起になる展開となる。ハリボテ感たっぷりのデザインと小突いたら倒れそうなアンバランスさに不安を覚えるけど、確かに一発でエイリアンを仕留めた武器は強かった。ただ、その後の展開は衝撃的過ぎる。
  • 生き残るのは順当なようで意外な人選。
  • あんなラスト・カットだったけど、続編なんて作る気がない(作れない)のは明白。
  • よく考えてみたら、宇宙人、ロボット、青春系恋愛要素、アクション、(ソフト)エロ、グロといった娯楽性が詰め込まれていて、作品テンポも酷いというほどではなく、一周回って実は面白い作品なんじゃないかと思い始めた。“物は言い様”とはこの事か。

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