パシフィック・リム

PACIFIC RIM
2013/USA/131min
監督:Guillermo del Toro
出演:Charlie Hunnam , Idris Elba , 菊地凛子 , Charlie Day , Rob Kazinsky , Max Martini , 芦田愛菜 , Ron Perlman , Burn Gorman , Clifton Collins Jr. , Diego Klattenhoff , Robert Maillet , Heather Doerksen

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深海から突然、出現した巨大で凶暴なエイリアン“KAIJU”。それは何年にもわたって何百万もの人命を奪い、人類の資源を消耗していく戦いの始まりだった。巨大なKAIJUと戦うため、人類は特殊な兵器を開発。“イェーガー”と名づけられたその人型巨大兵器は2人のパイロットが同時に操縦する。彼らは操縦前に、神経ブリッジを通して互いの脳を同調させる“ドリフト”というプロセスを経て戦闘態勢に入るのだ。最初は優勢だったイェーガーだが、KAIJUは出現のたびにパワーを増していき、その容赦ない襲撃の前に、人類は対抗できなくなっていく。
いよいよ滅亡の危機に瀕し、人類を必死に守っている者たちに残された選択肢はただ1つ。疲れきって一度はパイロットをやめた男と、実戦経験のない新人という、ふつうなら考えられない2人がコンビを組み、旧式のイェーガーで戦うことになった。彼らは、迫りくる滅亡を食い止める人類最後の希望としてKAIJUに立ち向かう。

商品ページより転載)

  • “巨大怪獣と巨大ロボットが戦う”という日本のアニメや特撮ではお馴染みの構成をハリウッド最高のスタッフが最高の技術で真面目に作りあげたSFアクション超大作。
  • 監督・製作・脚本はギレルモ・デル・トロ。出演:チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、ロン・パールマン、芦田愛菜他。
  • 開始早々にハイ・クォリティでハイ・テンションのバトル・シーンがあり、それがほとんど途切れずに最後まで続く。
  • 作中はモンスターではなく“カイジュー(KAIJU)”と呼称しているところに監督の拘りがみられる。
  • どのイェーガーも格好良いけど、中でもチェルノ・アルファは頭部に原子炉を乗せてあるという斬新なデザインが一際目立つ。
  • 基本的には肉弾戦がメインであるのがまた燃える。ジプシー・デンジャーに至っては、コンテナを握って殴り付ける、タンカーを引き摺ってきて力任せに叩きつけるといった、青春ヤンキー映画のような戦い方を見せてくれる。
  • ここまで「違う、観たいのはそういう事じゃないんだよ」という映像・展開が少ない作品にはそうは出会わない。もしこれで合体・変形の要素があったら完璧すぎて鼻血がでるところだった。
  • いろんなタイプの登場人物の中でも、特にロン・パールマン演じるハンニバル・チャウはスピン・オフ作品があっても良いほど面白いキャラ。退場した時は驚いたけど、そこで終わってたら多少なりと評価が下がってたかも。
  • 正直なところ、実際には相当ご都合主義で薄いストーリーだし、あちこちに矛盾や無茶が転がりまくっている。ただ、この映像、演出の前にはまさに「こまけぇこたぁいいんだよ!!」という他無い。
  • これで面白くないというなら、多分その人は娯楽映画を好きでは無いんだろうと思う。
  • 劇場で3D作品として観られなかった事が本当に残念だ。
  • 本編終了後に「”モンスター・マスター”レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」の献辞が…。礼節を忘れないデル・トロ監督は本当に素晴らしい。

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