ヘルベンダーズ 地獄のエクソシスト

HELLBENDERS
2012/USA/87min
監督:J.T. Petty
出演:Clifton Collins Jr. , Clancy Brown , Andre Royo , Robyn Rikoon , Stephen Gevedon , Macon Blair , Larry Fessenden , Dan Fogler

バチカン伝承のエクソシスト軍団として知られる5人の神父。悪魔祓いの腕は超一流で、教会からも一目置かれる彼らだが、仕事以外では酒やドラッグ、セックスに暴力行為など、あらゆる問題行動を起こす“破天荒”な問題児だった。ある日、彼らは悪魔祓いの依頼を受け一軒の家を訪れるが、対峙した悪魔はあまりに強大で、伝統的な悪魔祓いでは一切歯が立たない。そして悪魔は人から人へと乗り移り、ついには仲間の一人に憑りつくと、そのまま地獄へと姿を消してしまうのだった。連れ去られた仲間を救い出すためには、神父たちもまた、悪魔の後を追うしかない。意を決した彼らは、それぞれの武器を手に取ると、地獄へと続く炎の中へ足を踏み入れる…。
商品ページより転載)

  • 5人の不良エクソシストを描いたアクション・ホラー。
  • “聖なるバット”で悪魔に憑依された男を必要以上に滅多打ちするといったコミカルな要素はあるけど、ストーリー展開自体は意外とシリアス路線。
  • クランシー・ブラウン演じるアンガスの態度の悪さと言葉遣いの悪さを見ると、『ハイランダー:悪魔の戦士』で彼が演じたクルガンを思い出してゾクゾクする。
  • 中盤で判明する「何故神父なのに素行が悪いのか」の理由には妙な説得力がある。
  • 銃撃戦など一切なかったのでジャケ写は完全に詐欺。
  • スプリンクラーを聖水に変えるアイディアは秀逸。
  • 冒頭からしばらく続くドキュメンタリー・タッチの演出は中途半端。
  • 個々のキャラ設定が弱く、その行動はせいぜい町のチンピラレベル。グロ描写やアクション・シーンなどビジュアル面にはそれほど派手さはなく、ストーリー展開も抑揚が足りない。クライマックスの古代神スルトとの対決も何だか盛り上がらない。残念。
  • 勝手に『コンスタンティン』の滅茶苦茶・出鱈目版のようなものを期待してしまっていたので物足りなさが残るけど、作品としての纏まりは良い。

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