ハロウィン・チェーンソー・キラー ビギニング

HAYRIDE
2012/USA/93min
監督:Terron R. Parsons
出演:Richard Tyson , Sherri Eakin , Jeremy Ivy , Jeremy Sande , Corlandos Scott , Kara Riann Brown , Bennett Wayne Dean Sr.

大学生のスティーブンはハロウィーン休暇の間、恋人のアマンダとともに故郷アラバマに帰省する。森と大地に恵まれたこの農場地域は、秋の収穫を祝うこの時期はお祭りムード一色に。特に、住人たちは皆、毎年恒例のイベント『恐怖のヘイライド』を楽しみにしていた。家族を溺愛しすぎた農夫が妻と娘、娘のボーイフレンドを惨殺し姿をくらました。このシリアルキラーはいまだに森の中に潜んでいる…という、この地に伝わるシリアルキラー伝説をもとに、殺人鬼役がどこからともなく現れ住人たちに襲いかかるというこのイベント。スティーブンとアマンダが到着した翌日にいよいよ開催となる。一方、村の付近では愉快殺人犯が輸送中に脱走し、警察が必死の捜索を続けていた…。
商品ページより転載)

  • 監督、製作、脚本:テロン・R・パーソンズによるスラッシャー・ホラー。
  • 見ただけで大よその内容判断が出来る邦題の潔さに参った。
  • アマンダ役シェリ・エイキンは気の強そうな顔立ちとスタイルの良さが印象深い別嬪さん。
  • 回想シーンの妙なエフェクトは単に見辛い。
  • 殺戮シーンは、その“瞬間”を見せてくれないので物足りない。
  • せっかくハロウィン・ナイトのヘイライドに本物の殺人鬼が紛れ込んだら…という面白そうなプロットなのに、そこに至るまでが長過ぎる。会話シーンが冗長で作品テンポが悪くなっているのもいただけない。
  • 殺人鬼ピッチフォークの個性が乏しく、麻袋を被った容姿も今更感が強く(それはそれで70~80年代の殺人鬼ものっぽくて良いのかも知れないけど)、これといった特徴が無いのは辛い。得物はピッチフォークのみ、などの拘りがあっても良かったかも。
  • 最後に明かされる事実には特に驚きは無く、結局のところ凡百の『13金』フォロワー的スラッシャー・ホラーの域を超えていない。ただ、エンド・ロール後のおまけはいかにもホラー作品を観たという余韻が残って良い感じ。

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