チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット

POULTRYGEIST: NIGHT OF THE CHICKEN DEAD
2008/USA/103min
監督:Lloyd Kaufman
出演:Jason Yachanin , Kate Graham , Allyson Sereboff , Robin L. Watkins , Joshua Olatunde , Caleb Emerson , Rose Ghavami , Khalid Rivera , Joe Fleishaker , Lloyd Kaufman , Ron Jeremy , Faith Sheehan

公式サイト 公式サイト

ニュージャージーのトロマヴィル郊外。トロマホーク族の墓地跡にフライドチキンのチェーン店“アメリカン・チキン・バンカーズ”の新店舗がオープンした。オープン当日、店の前では先住民の神聖な土地で鶏を虐殺する企業の出店に反対するデモが行われていた。高校を卒業したばかりで無職のアービーは、そのデモにわけもわからず参加していたが、高校時代の最愛のガールフレンド、ウェンディが大学に入ってレズビアンに目覚め、さらに過激な動物愛護団体のメンバーとしてデモを主導しているのを見て腹を立て、“アメリカン・チキン・バンカーズ”の従業員に志願する。アービーはスカート着用の販売嬢として採用されるが、異常なまでにスパルタ式の黒人店長が仕切るその店はゲイのメキシコ系調理係や自爆衝動を持つムスリム女性、トレーラー暮らしの獣姦趣味者など、奇妙な従業員ばかりが集まっていた。
(公式サイトより一部抜粋して転載)

  • トロマ総帥ロイド・カウフマン自らの監督作品。ありがたや。
  • 汚い、下品、下衆、低脳、そして残酷。“トロマ”への期待を裏切らないどころか、平気で上回ってくる。他のB級スプラッタ作品を大きく下回る“Z級”と評される作品への耐性、要は“トロマ耐性”がない人に薦めると人格を疑われるどころか否定されるかも。
  • 全登場人物が互いの存在を潰そうとするほど個性が強過ぎて圧倒される。しかもまともな人が一人も居ない。
  • 主人公アービーの未来の姿としてロイド・カウフマン御大自らお尻丸出しで大熱演。何故そこに居るのかなどの理由付けは気にしてはいけない。
  • 先住民の呪いと食べられたチキンの恨みの相乗効果で、客や従業員が次々とチキン・ゾンビ、チキン・モンスターに変貌…訳がわからないけど、御大がそうだと言うならそういうものだ。
  • チキン・モンスターに人間が捌かれるシーンなど、ゴア描写は人体破壊表現が半端無くて強烈。
  • ラスト・シークエンスは予想だにしない壮絶で救いの無いものとなっている。ちなみに過去作品の使い回しだとか。
  • エンド・ロールは何故か『スリラー』のパロディ。

コメント