オーガストウォーズ

AVGUST. VOSMOGO / AUGUST. EIGHTH
2012/Russia/132min
監督:Dzhanik Fayziev
出演:Svetlana Ivanova , Maksim Matveyev , Egor Beroev , Artyom Fadeev , Aleksandr Oleshko , Aleksey Guskov , Khasan Baroev , Vladimir Vdovichenkov , Yuriy Kutsenko , Sergey Gazarov , Anatoliy Belyy , Lydia Velezheva

公式サイト

 2008年8月8日。南オセチアにグルジア軍が侵攻。突如、ロシア軍との戦闘が勃発した―。モスクワで母親のクセーニアと2人で暮らす5歳になるチョーマは、今は離れて暮らす父親に会うため、たった一人でこの地に来ていた。しかし、久しぶりの再開を果たすや否や、父親はグルジア軍の砲撃により即死。チョーマは激戦の最前線に一人きりで取り残されてしまう。息子の危機を知ったクセーニアは、戦闘が繰り広げられる南オセチアへ単身乗り込むが…。さらに激化する戦況の中、チョーマが身を潜める戦場― そこは、巨大ロボットと軍事兵器が対峙する、人知を超えた世界であった―。
商品ページより転載)

  • 2008年の南オセチア紛争、別名8月戦争(August War)を舞台にしたファンタジー要素がある戦争映画。製作国はロシア。
  • ジャケ写だけ見ると『トランスフォーマー』あたりのロボット・アクションみたいだけど、実際はドラマ性の高い戦争アクションもの。『パンズ・ラビリンス』『エンジェル・ウォーズ』系統と言ってわかれば幸い。
  • ロシア軍全面協力の元に銃火器や戦車、ヘリコプターが次々と登場。ミリタリー・ファンは垂涎ものか。
  • アクション・シーンでの映像面は迫力有るリアルな戦闘シーンと高品質なVFXパートが違和感がなく纏められている。
  • クセーニアが機転を利かせて語りかける台詞「こちらロボット。これよりコスモボーイの救出に向かう」。よもやこんな台詞が心に刺さるとは思わなかった。
  • クセーニアが無茶な上に強運過ぎる、敵狙撃兵以外(一部例外あり)が全て良い人などのツッコミには全て「母は強し」で済ませたい。
  • 本作を観ただけで戦争の怖さ、恐ろしさを語るには安直・安易では有るけど、それでも一人ぼっちとなったチョーマがふとつぶやく「戦争は嫌いだ」が妙に心に残るし、空想世界に逃げるしかなかった心情を思うと切ない。その後、無事に生還した時の「ロボットはもういいから、パパの話をして」の台詞がまた泣かせる。
  • 全てとはいかないけれど、とりあえずハッピー・エンドとしてくれた事が嬉しい。

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