貞子3D2

貞子3D2
2013/Japan/96min
監督:英勉
出演:瀧本美織 , 瀬戸康史 , 大沢逸美 , 平澤宏々路 , 大西武志 , 石原さとみ , 山本裕典 , 田山涼成

公式サイト 公式サイト

前作『貞子3D』から5年後が舞台。世間では謎の突然死が多発していた。新種のウィルスによるものか、それとも意図的なテロなのか?捜査が進むうち、数年前の“呪いの動画”事件が関係していることが判明する。大学院で臨床心理学を学ぶ安藤楓子、そして共に暮らす姪の二人にも謎の恐怖が近づきつつあった・・・。
商品ページより転載)

  • 『貞子3D』の5年後を描いたオカルト・ホラー。
  • 『貞子3D』は『リング』シリーズを3D映画化したことでアトラクション性を強く感じさせていたけど、本作では更にスマートフォンのアプリをダウンロードすることで本編と連動した仕掛けが楽しめる『スマ4D』版も用意されている。
  • せっかくなので今回は『スマ4D』版で鑑賞。
  • 薄く面白みのない今更感いっぱいの上にブツ切りの羅列のようなストーリー構成、未だに音で驚かせる古典的手法の演出、不自然に暗さを強調して見辛い映像など、厳しいところばかり見えてくる。その上、プロモーションではひたすらシュールを狙ってスベっているお寒い企画ばかりであるところを見ると、もはや“ホラー作品”として怖さで勝負する気はないのだろう。前作と合せて、この監督は“ホラー”を作れないのでは…と思ってしまう。
  • “スマ4D”そのものはとても面白い試みだけど、スマホを見ていると本編を見逃してしまうというジレンマも出てくる。
  • 実は貞子自体は最後以外に登場していないので、全く物足りない。
  • 夢オチや幻覚などが無かった事が逆に新鮮。
  • 『ループ』あたりを思い出すような締め方をしていたけど、作られる度にスケール・ダウンしていく現実を見せられると、もうこのシリーズは作らないでほしいという気になる。
  • 田口浩正が無事で良かった。

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