キャリー

CARRIE
2013/USA/100min
監督:Kimberly Peirce
出演:Chloe Grace Moretz , Julianne Moore , Gabriella Wilde , Portia Doubleday , Zoe Belkin , Samantha Weinstein , Karissa Strain , Katie Strain , Ansel Elgort , Demetrius Joyette , Judy Greer , Barry Shabaka Henley , Arlene Mazerolle , Evan Gilchrist , Eddie Max Huband

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学校ではいじめられ、家庭では狂信的な母に監視されて、孤独な日々を送る高校生キャリー。ある日、彼女は念じるだけで物を動かせる“能力”があることに気付く。その謎の力に戸惑う中、突然憧れのトミーに誘われてプロムに参加することに。夢見心地で出掛けた彼女だったが、そこには残酷な罠が待ち受けていた……。その出来事がキャリーの怒りと能力を爆発させ、会場を街を地獄へと変えるのだった――。
商品ページより転載)

  • スティーヴン・キングの同名小説を原作とし、1976年にブライアン・デ・パルマ監督・シシー・スペイセク主演で制作されたホラーを、キンバリー・ピアース監督・クロエ・グレース・モレッツ主演で37年を経てのリメイク。
  • いじめの動画をネットに流してしまうあたりに現代性を感じる程度で、ほぼリメイク元に沿った展開となっている。妙な改変でがっかりするよりは良いけど、忠実に再現されたところで作品の存在意義を感じられない、というのはリメイクものの宿命。今作は出しゃばらず、引っ込み過ぎずといったところ。
  • リメイク元でキャリーを演じたシシー・シシー・スペイセクのイメージが強すぎたので、今作でキャリーを演じるのが健康的なイメージのクロエ・グレース・モレッツでは薄幸さが足りないのでは、と危惧していたけど、常に怯えた上目遣いで演じ切る姿は絶品だった。
  • 狂信者の母を演じるジュリアン・ムーアはもはや“怪演”の域。そこら辺の半端なホラー・キャラクタより怖い。
  • クライマックスとなる超能力の暴走シーンは映像的な迫力が少し物足りない。実際は火柱が立ちまくりのそれなりに派手な映像となっているので、これまた思い出補正の影響か。
  • リメイク元のキャストにはジョン・トラボルタ、エイミー・アーヴィングなど後のビッグネームとなる人達がいたけど、今作ではどうだろう。
  • 一応、続編を睨んだエンディングとなっていたけど、それほど愉しみではない。

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