アダム・チャップリン 最・強・復・讐・者

ADAM CHAPLIN
2010/Italy/84min
監督:Emanuele De Santi
出演:Emanuele De Santi , Valeria Sannino , Giulio De Santi , Paolo Luciani , Alessandro Gramanti , Christian Riva , Chiara Marfella , Monica Munoz , Wilmar Z.

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最愛の妻を、その街を牛耳るボスに丸焼きにされた男:アダムは、悪魔の力を借りて身につけ超超人的パワーを発揮し、壮絶な復讐戦に挑む。しかしその復讐戦がハンパではなかった。そのパワーでボスの手下である気狂い科学者や、ボスの支配下に置かれた武装警察部隊を片っ端から文字通り殴り殺し、蹴り殺していく。アダムは鋼のような肉体を有し、悪魔に憑かれ、白目を剥いた形相で、野獣のような雄叫びを上げ、その肉体を、その拳を、その蹴りを爆発させる。それは筆舌し難い圧倒的破壊力。まさに"北斗神拳"が乗り移ったかのようである。敵対するボス:デニーは、『あの劇画』のジ●ギを彷彿させる。デニーは幼い頃、軍用化学兵器の影響で凶暴化した愛犬に顔を食べられてしまい、命は助かったものの二度と見られぬ顔になり、それ以来素顔を鉄のマスクで覆っている。アダムはデニーを倒し、この壮絶な復讐戦は終えることはできるのか?そしてその果てには、一体何が待っているのか?
商品ページより転載)

  • 『北斗の拳』を始めとした日本の漫画やアニメに多大な影響を受けたエマニュエル・デ・サンティが監督・脚本・主演を務めたイタリアのバイオレンス・アクション。
  • とにかく残酷でど派手、絶対にありえないバイオレンス・シーンを観るためだけの作品と言っても過言ではなく、B級以下スプラッタ映画を好んで観る人でなければ要注意。そこら辺の温くて勿体ぶった“切り株映画”など時間の無駄に思えてくる。
  • 例えば右肩の逆十字型の傷に巣食う悪魔についてなど、設定、世界観、もっと言えば筋立てそのものなどの細かい説明は一切放棄している。清々しい潔さが心地良い。
  • 迫力有るスプラッタ・シーンの為に、わざわざ合成血のりの開発まで行ったとのこと。
  • 中盤で殺人鬼マイクが脅され従う件など、所々で間延びしてテンポが悪くなるのが残念。
  • 必殺技の北斗百裂拳もどきを見ると、この監督が特殊効果とアクション監督を務める『北斗の拳』(本監督と脚本は別の人で…)が観たくなる。

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