ロボコップ

ROBOCOP
2014/USA/117min
監督:Jose Padilha
出演:Joel Kinnaman , Gary Oldman , Michael Keaton , Abbie Cornish , Jackie Earle Haley , Michael K. Williams , Jennifer Ehle , Jay Baruchel , Marianne Jean-Baptiste , John Paul Ruttan , Samuel L. Jackson

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2028年――。世界各国で軍事配備のロボット化が進む一方、ロボット配備を禁止する「ドレイファス法」を支持し抵抗していたアメリカの近未来都市デトロイト。愛する家族とともに暮らす勤勉な警官アレックスは、捜査中、爆発事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負うが、オムニ社の最新ロボット技術により“ロボコップ”として新たな命を得る。人間としての感情と記憶、ロボットとしての圧倒的な力で、一躍ヒーローとなったロボコップだったが、巨悪の陰謀に巻き込まれ、ある日、“人間としての感情と記憶”をリセットされてしまう。そして、一切の感情を失いロボットとして”正義”のためだけに街を守る彼は、予想をもしなかった問題に直面することになる……。
商品ページより転載))

  • 1987年公開、ポール・バーホーベン監督、ピーター・ウェラー主演の同名作品をジョゼ・パジーリャ監督がジョエル・キナマン主演でリメイク。
  • 脇を固める出演者にマイケル・キートン、ゲイリー・オールドマンの『バットマン』組、すっかりアメコミ系といえばのサミュエル・L・ジャクソンなど。そういえばジャッキー・アール・ヘイリーは『ウォッチメン』に出てた。
  • 冒頭からロボット・テクノロジーは既に実用化されている前提で始まるため、その後ロボコップ誕生までのストーリー運びに無理がないなど、元作品で端折ったところを丁寧に積み重ねて描いている。
  • 現代テクノロジーを考慮していかにもロボット的なカクカクした動きはなくなっている。元作のオマージュとして“角を曲がる時に首から先に曲がる”という動きを残してあったのが嬉しい。
  • 作中ではほぼ“黒いロボコップ”が活躍。初めこそ違和感を感じるものの、スタイリッシュなデザインには惹かれるものがあり、次第に受け入れる事が出来た。
  • マイケル・キートン演じるオムニコープCEOレイモンド・セラーズの一言でボディ・カラーを黒にするところは、やっぱり「あんた黒いヒーロー好きだもんな」みたいなツッコミを入れるべきか。
  • どうしても全編バイオレンス性の高さが見物だった元作と比べてしまうけど、今作はストーリー、ビジュアルなど全てに於いてスマートに纏めた上で、きちんと時代性に合わせたアレンジが施された『ロボコップ』として見所の多い作品となっている。
  • 結局サミュエル・L・ジャクソン演じるパット・ノヴァクってただの権威主義者だった、と。プロパガンダは怖い。

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