WARM BODIES
監督：Jonathan Levine
出演：Nicholas Hoult , Teresa Palmer , Analeigh Tipton , Rob Corddry , Dave Franco , John Malkovich , Cory Hardrict
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ゾンビとニンゲンが敵対する近未来―。ゾンビ男子Rは、ある日、襲撃するはずのニンゲン女子ジュリーにひと目ぼれをし、助けてしまう。最初は恐れをなし、徹底的に拒絶していたジュリーも、Rの不器用全開な純粋さや優しさに次第に心を開きはじめる。出会ってはいけなかった、けれど、うっかり出会ってしまった二人の恋。それは、最終型ゾンビの“ガイコツ”軍団、そしてニンゲンたちのリーダーでもあるジュリーの父親にとっても許されるものではなかった！彼らの恋は、ゾンビの死に絶えた“冷たい”ハートを打ち鳴らすことができるのか!?そして、終わりかけている世界に、もう一度“温かな”希望をよみがえらせることができるのか!?
（商品ページより転載）
- アイザック・マリオンの小説『ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語』を映画化したゾンビ・ラブ・コメディ。
- 監督は『マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生』のジョナサン・レヴィン。
- 少なからず意思疎通が出来る程度に思考能力が残っているゾンビがいる、細かい所は置いといて的な“ガイコツたち（BONEYS）”の存在など、従来のゾンビ映画とは少し違う異端的な設定が多い。
- “残虐で血みどろ描写が満載の怖くて酷い出来のゾンビ映画”が好きな身としては、最近増えてきた感のあるハート・ウォーミング的なものや、本作のように『トワイライト』シリーズ好きが見たら大絶賛しそうな恋愛要素の強いゾンビものは、出来れば敬遠したいところ。それでも本作を手に取った３分の１くらいの理由がテリーサ・パーマーが見たかったから。あとジョン・マルコヴィッチの出演も大きい。
- ゾンビ・メイクは基本的に白塗り程度。直接的な残酷描写もほとんどなし。
- 『ロミオとジュリエット』がモチーフになっている（後半で諸にあの有名シーンの再現あり）と思われる。あと、ゾンビ映画では『バタリアン・リターンズ』『コリン LOVE OF THE DEAD』『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』あたりが思い浮かぶ。
- ゾンビ映画として究極の反則的なオチは、ただの映画好きとしてなら「何処も丸く収まったし、ハッピーエンドになって良かった」と言える。更に「誰かと手を繋ぎたくなった」などと言えたら百点の感想なんだろうけど、そこはやはり歪んだゾンビ映画好きなので「なんだそれ。ふざけんな。やっぱり齧るのを我慢出来ませんくらいにしとけよ」と言っておきたい。もっとも、たまにはこんなゾンビ映画があってもいいかな、とは思ったけど。
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