シー・オブ・ザ・デッド

MAR NEGRO / DARK SEA
2013/Brazil/96min
監督:Rodrigo Aragao
出演:Markus Konka , Tiago Ferri , Kika de Oliveira , Carol Aragao , Mayra Alarcon , Ricardo Araujo , Walderrama Dos Santos , Diego Fernandes , Gisele Ferran , Margareth Galvao , Marcelo Castanheira

公式サイト

海辺に佇む小さな村。ある日、海に出たベテラン漁師のベロアは奇怪な形態をした生物から襲われ大けがを負う。誰も信じないだろうと真実を隠し、釣れたアカエイを売った彼はその夜、おぞましい行動を起こす。一方で、アカエイをさばいた使用人のアウビノは身の変化に気づく。実は海中でゾンビ感染が発症、魚たちは皆ゾンビ化していたのだ。感染は村人間でも徐々に進み、大勢が集まった娼婦小屋開店日の夜、爆発的に広がる。大量発生したゾンビで覆い尽くされ、村は地獄絵図と化す。
作品紹介ページより転載)

  • 『デス・マングローブ ゾンビ沼』『吸血怪獣チュパカブラ』のロドリゴ・アラガォン監督作のブラジル産ゾンビ・ホラー。
  • 今度のゾンビは海が発生源。細かいことは気にしない。
  • 飛び散る血飛沫と肉片!相変わらず非CGIの特殊効果と血糊に拘った容赦ない超絶スプラッタを堪能できる。凶暴さを全面に出したゾンビ・メイクも実に良い仕事ぶり。
  • 粗暴な駄目男や事の発端となる哀れな漁師のおじさんに始まり、何故か魔術書を所有して魔術を実践しようとしているアルビノの青年、一応ヒロインらしきモテモテ人妻、ドラァグ・クイーンの娼館のマダム、結局歌わない歌姫のおばちゃん、歌姫を守る嘘っぽいダニー・トレホ様風用心棒、本の収集家だと言い張る謎の殺人鬼など、とにかく登場人物が濃い。
  • 正に阿鼻叫喚の地獄絵図となるクライマックスのゾンビ襲来シーンは割りと長め。血みどろ状態のゾンビと生存者が入り乱れる中、カメラの切り替えが頻繁過ぎて途中から何がなんだか判らなくなっているのはご愛嬌か。
  • ゾンビに店のオープンを台無しにされてキれたマダムがクローゼットから取り出したのは何故かガトリングガン。どこで売ってて何に使う気だったんだよ、それ。
  • 結局冒頭の半漁人って何だったのかと思っていると、今度は悪魔っぽいものまで登場。あっという間に引っ込んでいったけど、本当に何だったんだろう。
  • ラスト・シークエンスで登場する巨大なアレにはさすがに驚いた。その発想力には敬意を表したい。
  • 『デス・マングローブ ゾンビ沼』と同じく、高いところに登ってラスト・シーンを迎える。

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