死体と遊ぶな子供たち

CHILDREN SHOULDN'T PLAY WITH DEAD THINGS
1972/USA/85min
監督:Benjamin Clark
出演:Alan Ormsby , Jane Daly , Anya Ormsby , Valerie Mamches , Jeffrey Gillen , Paul Cronin , Roy Engleman , Robert Philip , Bruce Solomon , Alecs Baird , Seth Sklarey

若い劇団の俳優たちは、座長のアランに誘われるまま墓場だらけの島にやってきた。呪術の本を持ち込んだアランは、書かれている死体蘇生儀式を試すが、なんの反応もなし。
痺れを切らして遺体に冒涜の限りを尽くし始めた。しかし、儀式は既に完成していたのだ!次々と死体は蘇り、ゾンビと化した集団が彼らを襲い始める!

商品ページより転載)

  • 監督・製作・脚本:ベンジャミン・クラーク、製作総指揮:テッド・V・マイクルズによるゾンビ・ホラー。
  • 主演のアラン・オームズビーは脚本・特殊メイクも担当。後に『マイ・ボディガード』『キャット・ピープル』『ポーキーズ2』等の脚本を担当している。
  • 相当インパクトのある邦題はほぼ原題の直訳。内容を端的に表した秀逸なタイトル。
  • 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』のフォロワー作品として有名。学生の自主制作作品とのことで出演者の演技力不足や作品テンポの悪さ、粗い画質による観辛さといった弱点はあるものの、あくまでB級作品に徹して観客を楽しませようとする雰囲気は存分に伝わってくる。
  • ゾンビ・メイクは低予算、半素人である事を考慮すれば充分過ぎる程に良い出来。直接的なお食事シーンは皆無なため、怖さ・気持ち悪さは半減しているけど、人数(ゾンビ数)の多さでカバーされているので、とにかくゾンビ映画が観たい、いや何でもいいからゾンビが見たいという(特殊な)欲求は存分に満たされる。そこに至るまで1時間近く待たされるのが難点ではあるけど…。
  • クライマックスでのアランの行為にゾンビさんたちでさえ唖然とするカットは必見。その後に待っているオチがまた秀逸。『サンゲリア』にも通じるラスト・シーンも印象的。
  • タイトルだけは知っていたけど、日本ではその昔に発売されたVHS版はあってもなかなかDVD化されずに観る機会がなかった作品の一つ。今回、WHDジャパン(注:サイトのデザインは少し観辛い)がDVDをリリースしてくれた事には大いに喜びたい。

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